メモ帳(2007年6月)
    メモ帳        6/4 就活まとめ   本命のM社から内々定をいただきました。   同じ研究室の修士課程5名の中では一番遅い内々定でした。   大企業が必ずしも良いというわけではありませんが、全員東証一部上場企業。   ビバ、好景気!   ビバ、売り手市場!   一昨年以前なら、どうなっていたか分かりません。   自分は本当にラッキーだと思います。   このサイトの来訪者で、こういう話題を求めている人は皆無だと思いますが、   Tissにとっては将来を左右する一大事でしたので、記念に就活の足跡を残します。   ◆2006年   6/9(金) 『リクナビ2008』登録   Tissは5月半ばくらいからインターンシップ参加を考え始めました。   理由は主に3つあります。   @労働とは何か(現場の雰囲気)を体感してみたかった。   家庭教師を一日でクビになって以来、アルバイト経験が無かったTissには、   社会人になった自分を上手くイメージすることができませんでしたが、   社会人の生活スタイルを体験することで、将来の心構えができるだろうと考えました。   A慣れない異分野でも適応できるかどうかを見極めたかった。   研究室を選んだ時点では就職先について全く考えていませんでしたが、   Tissの所属する研究室のOBOGの半数は、半導体関連企業に就職していました。   しかし、Tissもそうですが、   彼らの研究内容は、半導体事業に直接関係するわけではありませんでした。   それでもそちらの方面に進む人が多いということは、   面接の段階でそのような業種を勧められる可能性が高く、   拒否すれば就職口が一気に狭まるかもしれないことを意味します。   就職後の戸惑いを少なくするためにも、   これは半導体事業について、ちゃんと勉強しておく必要があるなと思いました。   B就職活動においてプラス評価になると考えた。   T自動車など「インターンシップ参加は新卒採用の選考に何ら影響を及ぼさない」   と明記してある企業もありましたが、多くは明確な指針を表明していませんでした。   しかしながら、経験は決してマイナスにはなりませんから、   エントリーシートや面接でアピールすることができるだろうと考えました。   より多くのインターンシップ情報を得るためにリクナビ登録を行いましたが、   結論を言うと、それほど役に立ちませんでした。   インターン情報の大半は大学院専攻事務の資料から得ました。   6/27(火) F社エントリー   6/28(水) F社インターンシップに応募   F社は、インターンシップに応募すると、エントリーを解除しない限り、   就職活動でもエントリーが継続するという仕組みだったため、   インターン参加が就職活動において有利に働くことが予想されました。   数ある企業の中からF社を選択した理由は他にもあります。   @用意されているテーマ数がずば抜けて多かった。   まさしく桁外れでした。   ノウハウが十分に培われている証拠だろうと思いました。   A初心者を歓迎していた。   SP社をはじめ、高い専門性を有する人材を欲している企業が過半数を占めていましたが、   F社からは基礎知識が欠けている学生も手厚くケアする意思が感じ取れました。   B日程の都合が良かった。   8月下旬から9月上旬ないし中旬にかけて開催する企業がほとんどでしたが、   F社は8月上旬から3週間を指定していました。   夏期休暇と完全に重なるため、ゼミを休まずに済むと思いました。   C勤務地が都会だった。   休日に観光するためには、交通網が整っていて遊び場所がたくさんある都会が良いと考えました。   関東ならば、オフ会も開けますし、なおさら好都合だと思いました。   F社の教育熱意(新卒採用熱意)は尋常ではありません。   最近知ったことですが、F社のエントリーシート通過率は100%だそうです。   つまり、1万人を超えると言われる応募者全員が一次面接に進むということです。   また、普通は2〜3回ですが、F社は内々定までに4回面接を通過しなければなりません。   「面接を通して学生の成長を確かめる」そうです。   7/10(月) F社から電話「面談のお知らせ」   7/14(金) F社面談 in 関東   7/19(水) F社から電話「合格通知」   およそ20年振りの関東出向。   初めての飛行機。   身も心も興奮一色でした。   それゆえなのか定かではありませんが、   靴を履き間違えてしまったのに気付かず現地で調達する破目になり、   さらには道に迷って汗だくになり、集合時間に20分遅れてしまいました。   「これは落ちたな」と思いましたが、面談開始早々に面接担当者が「全員採用します」宣言。   まさか本当に受かるとは・・・。   合格を知らせる電話は、22時頃、ちょうど実験中で両手が塞がっていた時にかかってきました。   着信に驚いて、あわや電気炉を引っくり返すところでした。   8/7(月)〜8/25(金) F社インターンシップ                  ただし関東入りは6日(日)福岡帰館は26日(土)   半導体メモリの設計開発業務を担当しました。   通常、一部署にインターン生は一人が基本ですが、   その部署は初めての受け入れで勝手が分からなかったらしく、   Tissを含め3人が配属されました。   他の二人は学習院の修士課程と早稲田の学部生でした。   彼らはTissよりも呑み込みが早く、優秀な学生でした。   Tissは付いていくのがやっとでしたが、   それでも、入社後の努力次第でやっていけるのではないかという手応えは掴むことができました。   週に一度はインターン生が全員集合して、グループワーキングをこなしました。   他大学の学生と話し合うことは、とても刺激になりました。   独身寮で知り合った山形のオタク学生とは、特に仲良くなりました。   因みに、第1回『小部屋のオフ会』は、インターン終了翌日26日に、秋葉原で開催されました。   慣れない職場と連日の観光による疲労の蓄積があり、万全の体調ではなかったのが悔やまれます。   空港のロビーに辿り着く頃には半死半生でした。   10/16(月) 大学主催の就職ガイダンス受講   就活フォーラム(合同会社説明会)の情報が最大の収穫でした。   「理工系でもエントリーは50社以上になり、応募は20社近くに上る」   という説明が最も衝撃的でしたが、実際にそこまで頑張る人は多くありません。   Tissの大学では、10〜20社エントリー、3〜5社応募が一般的です。   応募企業が二桁に乗ることはほとんどありません。   Tissは11社エントリー、3社応募で内々定を獲得しました。   企業の比較検討はとても大切ですが、視野を広げ過ぎると体力的にも精神的にもキツイので、   初めからある程度業界を絞っておく方がよいとTissは考えます。   (というか、12月までに希望業界を決められないのは、致命的な出遅れだと思います)   12/1(金) 学校推薦に関する話   推薦なら選考が一部免除されるだけでなく通過率も自由より高くなると聞きました。   説明会をはしごして第一志望を決められれば推薦をお願いするつもりでしたが、   希望締め切りの12月20日になっても心が定まらなかったため、推薦は諦めました。   M社は求人票が届いていない企業だったので、この判断は間違いではなかったと考えています。   12/4(月)   12/7(木)   12/8(金) 就活フォーラム(合同会社説明会)参加   来場者無制限の就活フォーラムは混雑すると先輩から聞いたので、   ○○大生限定という文句を冠した説明会にのみ参加しました。   合計で9社の説明を受け、分厚い資料をいただきました。   その中には内々定を得たM社と一番最初に応募したD社も含まれていました。   インターンで御世話になったF社は単独で説明会を開いていたのでそちらに参加しました。   12月は、就職活動という点におきましては、非常に有意義な時間を過ごせたと思っています。   Tissが重視した条件については12月4日のメモ帳でも触れましたが、   箇条書きでまとめると以下になります。   ◇誰もが知っている大企業   ◇職場は日本国内の都会(できれば関西)   ◇有給休暇が取りやすい   ◇給料はそこそこあればいい   ◇分野はこだわらないが無機材料関連なら安心   職種は最後の最後まで悩み抜きました。   正直、今でも「あれで良かったのかな」という気持ちは少し残っていますが、   決まった以上はしっかり取り組みたいと思っています。   ◆2007年   1月〜2月 大学OBOGによる会社説明会を何度か受ける   就職活動を進めるうちに心変わりする人が多いようですが、   Tissは早い時期に興味を持った企業を一途に追い続けました。   3月に入る頃には、とりあえず3社に応募しようと心に決めていました。   “とりあえず”だけで終わってしまったのはTissの怠慢です。   なんとか内々定を掴みましたが、もう少し応募企業を増やしても良かったかな、と思っています。   3/1(木) M社リクルーターに研究所見学依頼   説明会で名刺を貰ったリクルーターとメールを10回以上遣り取りし、   研究所見学の手配を整えていただきました。   3/5(月) D社エントリーシート提出   図書館で借りたエントリーシート指南書を読みながら書き上げました。   質問数文字数共に少なかったため、書き易いと踏んでいましたが、   内容を極限まで厳選しなければならず、実際はちっとも簡単ではありませんでした。   自己アピール系の質問では、ウェブサイト運営の話を書きました。   「学生時代に力を入れて取り組んだこと」(200字以内)   私は4年以上前から閲覧者とのコミュニケーションを重視した   テキスト系ウェブサイトの運営を続けています。   テーマが特殊だったこともあり、閲覧者は伸び悩みましたが、   掲示板設置・素材配布・投稿募集・小説連載・チャット会およびオフ会開催などの   企画を実行することで、熱心な常連さんを獲得することができました。   この経験から、人に評価してもらうには、地道な継続とチャレンジが重要であることを学びました。   ただし、出来には納得していません。   提出翌日にD社から「受け取りました」とのメール連絡が入りましたが、それから音沙汰無し。   もしかすると電話で連絡が来ていた可能性もありますが、   履歴が消えた今となっては知る術がありません。   3/8(木) 筆記試験の勉強を開始   図書館でSPI問題集を借り、暇を見つけてはコツコツ勉強しました。   でも、努力が報われた実感はありません。   どう頑張っても時間内に全て解答できないことは、十分に思い知ることができました。   3/19(月) M社研究所見学 in 関西   交通費自腹。   研究所を2箇所見学しました。   個人的に一番有意義と感じた情報は「研究所は出張が多い」ということでした。   因みに、内々定先は、住所は同じですが、別の事業所です。   3/21(水) F社エントリーシート提出   3/22(木) F社ネット試験受験   3/25(日) F社3次面接 in 関東   エントリーシートはD社の倍以上時間をかけて作成しました。   「自己PR」(300字以内)   私はコミュニケーションに若干の苦手意識を持っており、   それゆえに論戦や雑談を楽しみたいという気持ちを人一倍強く抱いていました。   そこで私は4年以上前にウェブサイトの運営を始めました。   長らくアクセス数は伸び悩みましたが、コラムやレビューなどの読み物コンテンツを拡充すると共に、   掲示板の設置、素材配布、投稿募集、定期的なチャット会開催などの企画を次々と実行に移し、   熱心な常連さんを獲得することに成功しました。   このように、私には自発的にスキルアップを目指そうとする意志と   粘り強く問題を克服していこうとする根気が備わっています。   これらはきっと仕事に取り組む上でプラスに働くと考えています。   傑作と自負しています。   ネット試験は徹夜で受験しました。   手応えはまあまあ。   24日(土)に関東入りして、深夜まで第2回『小部屋のオフ会』を開催。   翌朝、面接場所に向かう電車の中で山形のオタク学生と運命的な再会を果たし、   昂揚したまま面接に臨み、失敗。   お互いに結果を連絡しようと約束した東大生と山形のオタク学生は通過。   とても惨めでしたし、最も労力気力を割いた企業でしたから、ショックも相当でした。   3/28(水) M社エントリーシート提出   速達郵送。   応募した3社全て、エントリーシートは締め切りギリギリでした。   M社はほとんど履歴書と同じ体裁で文字数制限も無かったため、   すんなり書き上げることができました。   4/13(金) M社一次面接 in 福岡   修士論文中間発表の翌朝にありました。   一週間ろくに眠れず、前日は終電まで打ち上げ。   覚悟はしていましたが、予想を上回る最悪のコンディションでした。   質問のたびに微妙な間を空けてしまい、そのくせ似たようなフレーズしか口に出せず、   呂律も回らない状況だったので、帰りの電車はすっかり意気消沈していました。   どうして受かったのか、サッパリです。   4/27(金) M社最終面接&筆記試験 in 福岡   筆記試験は最低の出来。   研究所見学で「筆記は足切り」と聞かされていたので、気が気ではありませんでした。   面接は無難にこなせました。   F社落選の原因は分野や職種を強く希望しなかったことにあると考え、   M社では「大学で学んだ材料技術がそこそこ生かせる分野」   「職種は生産技術もしくは応用開発、ウエートは半々」と主張。   これが奏功したようです。   5/10(木) M社事実上の内々定?   「M社と致しましては、○○さんに相応しい仕事を紹介することができると思います」   という回りくどい言い方で、最終選考通過を告げられました。   あまりにもややこしい表現だったので、内々定なのか疑わしく、素直に喜ぶことができませんでした。   また、仮に本社から内々定を得ていても、   配属先の選考でダメ出しされれば取り消しも有り得るのではないかと思うと、安心もできませんでした。   5/17(木) M社工場見学&質疑応答 in 関西   確かにメール本文には工場見学と質疑応答しか書かれていませんでしたが、   まさか本当にそれだけでオシマイとは・・・。   今日がラストだと思い込んでいました。   因みに、交通費はやっぱり全額自己負担でした。   好景気ですから、大抵の企業は交通費を補助してくれます。   中には関西で面接なのに7万円貰った人もいました。(※2万5千円でお釣りがくる)   M社はケチであることが確定しました。   5/29(火) M社配属候補の面接 in 関西   研究内容をまとめた資料(A4カラー3枚)と履歴書持参で臨みましたが、   終始和やかな雰囲気で、「お酒は飲めますか?」「水泳の得意種目は?自己ベストは?」   「福岡のオススメの温泉は?」など、大半は他愛無い質問ばかりされました。   どんな質問も、最終面接同様、笑いを意識して返答しました。   研究の失敗談を語った時には「なんでそんな嬉しそうなの?」と突っ込まれましたが、   人柄は十分アピールできたと思います。   6/1(金) M社合格通知   帰宅後のメールチェックで判明。   すぐさま家族3名に報告し、祝福を受けました。   先に挙げた5つの条件のうち有給休暇を除く4つはクリアしているので、結果には納得しています。   休暇についても、週休1日&残業の連続&夏期休暇や年末年始休暇が短い&有給ほぼ未消化で、   胃潰瘍になったおにいよりひどいことは絶対に無いと確信しています。   就職活動は終結しました。   M社からのメールにもありましたが、あとは残り少ない学生生活をエンジョイしたいと思います。   もちろんサイト運営も頑張ります!   6/5 5月のほぼ日替わりタイトル一覧    1日    2日    3日    4日    5日    6日    7日 読めてない漫画が15冊も!    8日    9日 それなのにDVDを5本もレンタル!   10日   11日 本命M社、最終選考通過。次はマッチング面接   12日 マザーズデイプロジェクトは実行できず   13日 エロ漫画レビュー、「初体験率」という項目も作ってみました   14日   15日   16日 17日、工場見学とマッチング面接   17日   18日   19日 まだ終わらない就活。交通費全額自己負担はケチだと思う   20日   21日   22日 部屋の掃除をするために、実験室から粉塵マスクをパクってきた   23日   24日 新聞7塊とゴミ2袋捨てた。それでもまだ部屋にゴミ3袋残っている   25日 29日に面接を受けます。これが最後、たぶん最後   26日 肉の部分から微かに出血。老化による弾力の損失が原因か?そうなのか?   27日   28日   29日 実験室で出火。炉が全焼・・・   30日 大学のパソコンがデレ期に突入しました!   31日 10冊、余裕で届かず   ●補足説明    7日 増えて減ってを繰り返し、未読は現在8冊。       最近は読書ペースが購入ペースに追いつきません。       まだ購入リストには20冊以上残っています。       収納スペースも余裕がありません。       近い将来、BOOKケースを購入するのは確実です。   12日 これまで母の日に何か贈ったことは一度もありませんでしたが、       内々定の連絡が前々日までにあれば、       「内々定ゲット!」と記したメッセージカードを添えて、       カーネーションでも贈ろうかと目論んでいました。       最終面接の最後の質疑応答で言ったのに・・・遅いよM社。   24日 新聞のせいで玄関前がひどいことに!       部屋には2塊残っています・・・。   26日 皆まで言うな・・・。   29日 2人で共用していた炉から発火。       不運が3つくらい重なった悲劇でした。       最初は手探り作業で稼動まで1ヶ月くらいかかりましたが、       幸運にも外枠はほぼ無事だったので、ノウハウがある今なら、       材料さえ揃えば3日で修理できそうです。       “材料さえ揃えば”ね・・・。   30日 1ヶ月以上昏睡状態でしたが、やっと目覚めてくれました。       原因は接触不良か?       データも無事でした。   31日 エロ漫画レビュー強化月間だったのに・・・。       これがTissクオリティ!   6/7   *更新報告   コラム『チャット会ベストコメント集 その1』をUPしました。   第1回から第10回までの内容報告に載せたコメントを厳選しました。   チャット会導入からもうすぐ3年になりますが、   大筋で考え方は変わっていない、という印象を受けました。   初期のチャット会は現在とは趣が違います。   @開催時間が短い(平均3〜4時間)   A開始時刻が遅い(大体25時以降)   B開催間隔が狭い(月2回を超えるペース)   C話題が頻繁に変わる(あまり掘り下げない)   D下ネタに走る(オナニーネタが多い)   お時間ありましたら、是非、内容報告も御覧下さい。   戯言『少女の話1〜2』および『その他の話1』を削除しました。   一度UPしたものを引っ込めるのは好ましいことではないと思いますが、   現在と考え方が違うものを目立つ場所に置いておくのもどうかと考え、   悩みましたが、削除することに決めました。   御理解の程、宜しくお願いします。   6/8   *更新報告   雑記『Tissのエロ漫画レビュー』をUPしました。   「強化しない」と宣言しましたが、UPしないとは言っておりません。   今回は陵辱祭りと題しまして、陵辱作品集を3本UP致しました。   コラム『第33回『ロリコンのロリコンによるチャット』内容報告』をUPしました。   部品不足で炉の復旧作業が進められず暇だったので、大学で仕上げました。   所要日数2日。   今週一週間で一か月分のテキストメイキング量をこなしてしまいました。   6/14 他力本願 vol.24   チャット会では、議論が平行線を辿ることが時々あります。   元々『ロリコンのロリコンによるチャット』は、各々が持論を展開し、   互いに見識を広め合うことを主目的と定義していて、ひとつの結論を導くことは求めていませんが、   もしかするとそのことで過去に気持ち悪い思いをされた人がいらっしゃるかもしれません。   しかし『みんなの意見を上手にまとめる本』(実務教育出版,中川昌彦)によると、   内容が内容なだけに、どうしようもないみたいです。   意見まとめが本質的にきわめて困難なケースがある。   そんなケースとして、以下の4つがある。   第一は、好き嫌い、嗜好の違いがはっきり出てくるケースである。   ある意味では単純きわまりないファクターだが、理屈を超えており、   どんな意見も受けつけない頑強さがある。   たとえば納豆はどうしても食べられないという人がいる。   いくら「身体にいいから食べてごらん」と言われても、拒み続ける人もいるはずだ。   第二は、性格の違いに起因して、意見が分かれるケース。   たとえば、まったく同じ情報に接して、   楽天的な人は「おもしろいからやってみようよ」と乗り気になる。   逆に、石橋を叩いて渡るような用心深い人は、   「イヤ、そんな話は危なくて乗れない」と尻ごみする。   深層心理もからんでいるからそう簡単には両者の意見は一致しない。   第三に、ものの見方、主義、信条、価値観、   本人にとって特別の価値をもつ趣味のたぐいも大いに関係してくる。   早い話が、根っからの巨人ファンと熱狂的な阪神ファンが討論して、   相手の意見に合わせアッサリ巨人ファン、阪神ファンをやめるといったことは、ちょっと考えられない。   むしろ多くの場合、どんなに時間をかけてやりあっても、   仮に意見まとめの達人が間に入っても相手を宗旨替えさせるのは困難ではなかろうか。   第四に、個人を超え、集団や、もっと大きく社会に深く根づいた社会心理、   文化といったファクターがある。   たとえば、文化の違いも理屈を超越している。   北アフリカ、中東のイスラム社会では、女性も幼少時に割礼する。   リビアあたりでは、助産婦の手で麻酔もせずに割礼手術をする。   なんと残酷な風習かと、日本人は思うかもしれない。   だが、当地の女性の九割近くが、この風習を支持しているという現実がある。   このように本質的に意見まとめが困難なケースが厳然としてある。   意見まとめにも限界がある。   この限界をしっかり見すえておくことも、みんなの意見を上手にまとめるために、   またムダな骨折りをしないためにも欠かせない知恵なのだ。   しかも、チャット会は読み込みのタイムラグとタイピングの時間があるため、   実際に面と向かって話す場合のように丁々発止の議論ができません。   チャットは、遠方にいる人と雑談と議論の両方を楽しめる優れモノですが、   徹底的に語り明かすのに最適とは言えません。   もっと濃厚な時間を過ごすためには、オフ会を開かなければならないと思います。   6/16   *更新報告   雑記『Tissのエロ漫画レビュー』(売った成年コミック達っ!!)に11冊追加しました。   今回の里子の中には、前回の生き残りも数多く含まれています。   これで今年のエロ漫画売却冊数はトータル31冊になりました。   まだまだ増えそうな予感がします。   詳細レビューの完成も案外近いかも?   6/27   *更新報告   雑記『Tissのエロ漫画レビュー』をUPしました。   せっかくの記念日ですが、特別な準備は何もしていません。   面目無い。   6/28   *更新報告   コラム『第34回『ロリコンのロリコンによるチャット』内容報告』をUPしました。   いつも通り、大学のパソコンでシコシコ作成しました。   歴代最長の回なので、分量も相当あります。   じっくりお楽しみ下さい。