売った成年コミック達っ!!
売った成年コミック達っ!!
◇朝木貴行『ろぉーれぐ』 ⇒ HP
評点:6点 実用性:2点 50点
2006年9月9日初版発行。
確かにローレグだらけです。
でもローレグが主役ではありません。
巨乳妹メイドだの、巨乳ふたなりレズだの、双子猫娘3Pだの、
別の要素を突っ込みまくっているため、ローレグが脇役に成り下がっています。
ローレグだからこそ光る話も見られません。
とりあえずローレグにしてみました、という感じ。
これではローレグの布教になっていないのでは、と思います。
ネットの評価に釣られて購入しましたが、期待ほどではありませんでした。
◇あらきかなお『ICE LOLLY』 ⇒ HP
評点:4点 実用性:1点 30点
2003年9月5日初版発行。
カラーイラストは可愛いのですが、漫画はイマイチです。
正直言って、商業レベルに達しているとは思えません。
著者は漫画家よりもイラストレーターが向いていると思います。
しかし、画の拙さよりも、アピールポイントが見えてこないことの方が致命的ですね。
簡潔に言うと、没個性的です。
著者には、全体的なレベルアップを目指すと共に、
「どうすれば表現したいものを効果的に示すことができるのか」を、
研究していただきたいと思います。
◇いえ〜い富井『めこのぷしす』
評点:7点 実用性:3点 65点
2006年5月10日初版発行。
とにかく目がヤバイです。
「壊れた」という形容がぴったり当てはまります。
これほどまでに女性が狂う話となると、調教じみた陵辱モノが相場と思われますが、
本書では和姦がベースで、しかも女性主導によるセックス突入が目立ちます。
凄まじい感じ方とは裏腹に、女性陣の強さが光っている点に、著者の女性観が表れていると思います。
御世辞にも画は上手とは言えませんが、エロの描き方をよく心得ています。
全くの余談ですが、あとがきの素っ気無さが印象的でした。
◇江川広実『教えて欲しいの』 ⇒ HP
評点:6点 実用性:2点 50点
2005年8月20日初版発行。
女の子の表情がいいですね。
赤面しながら相手に身を委ねていく様子が煽情的で、もっと苛めたくなります。
最初は嫌がったり怖気付いたり痛がったりしていた少女が、
やがては男に甘え、快感に震えるという変化が、男心を揺さ振ります。
反面、ニヤニヤが止まらなくなるような、少年少女の初々しさは感じられませんでした。
絵のクオリティに若干バラつきを感じますが、気になる程ではありません。
男女の体格差はいずれも効果的に描けているので、
大人の男との一対一にカップリングを限定しなかったことが惜しまれます。
◇大暮維人『ファイブ』
評点:3点 実用性:0点 15点 ※売却後の思い出しレビューです!
1997年4月販売開始。
昔々、まだインターネットを始めて間もない頃のこと。
「大暮維人は天才」という文言を目にした私は、深く考えずにそれをレジに運んでしまったのです。
なぜそのような暴挙に出てしまったのか・・・情けない話です。
あの時の私は、今よりもずっと未熟で愚かな人間でした。
◇おおたたけし『ちっちゃいトコ♥スキ!』 ⇒ HP
評点:7点 実用性:3点 65点
2006年5月10日初版発行。
おおたたけしの描く女の子はバケモノか!
処女も非処女もお構いなし。
玩具使いまくりで、汁出まくりで、よがりまくり。
死んじゃうんじゃないかと、心配になるほどの乱れっぷりです。
これはもはやコメディですね。
性感帯開発をコメディ化してしまった才能には、素直に感心します。
客観的に考えて、画力は相当高く、テンポも良いので、
読む人によっては至上の実用性を有していると思います。
深く考えたら負けです。
寛容な心持ちでページを繰りましょう。
◇おおぬまひろし『ちんまり80%』
評点:7点 実用性:3点 65点
2006年10月31日初版発行。
最後まで入り切らないという描写が好きな人には誂え向きですが、
ずっぽりと奥まで貫くのが好きな人は、物足りなさを感じると思われます。
個人的には、援助交際をテーマにした全3話のオムニバスが、実用面で一番ではないかと。
セックスには慣れているのに擦れた感じは全く無い少女達が可愛いです。
500円という超良心的な価格設定も、夢があって良いと思います。
タイトルで正直に告白している点は偉いと思いますが、
それでもやはり、大人の女性というノイズが20%含まれている点はいただけません。
◇大庭佳文『半熟少女』 ⇒ HP
評点:6点 実用性:1点 40点
2007年3月25日初版発行。
第一印象は「翻田亜流に似てるな」でした。
成年マークが詐欺に思えるくらい、エロは薄味。
これは『エロ漫画』ではなく『青春漫画』と呼ぶべきでしょう。
擬音もセリフも必要最低限に抑えられているため、余白をどう読むかがポイントです。
つまり、半熟少女達の惑う姿にニヤニヤできるかどうかは読者次第ということ。
良く言えば自由度が高い、悪く言えば不親切な漫画です。
私の好みではありませんが、エロ漫画界においては珍しいタイプの作家だと思います。
◇おがわ甘藍『甘美少女』 ⇒ HP
評点:5点 実用性:1点 35点 ※売却後の思い出しレビューです!
2002年12月24日販売開始。
当単行本は復刊されています。
おがわ甘藍は作風こそ様変わりしましたが、絵柄が醸し出す雰囲気は驚くほど変わっていません。
復刊作品集は、現在の特徴を想定して購入すると、得てして涙を呑む羽目になりますが、
おがわ甘藍の場合は、それほど違和感無く受け入れられるのではないでしょうか。
自分らしさを損ねることなく新境地に達しようとする意欲と、
一定のペースで発表を続ける気力には感服致します。
◇おがわ甘藍『聖少女』 ⇒ HP
評点:6点 実用性:2点 50点
2005年3月25日初版発行。
抱き締めると折れてしまいそうなほどスレンダーな身体をくねらせて快楽に悶え、
事が終わっても痙攣が治まらない少女達が、とても魅力的です。
オルガスムスに達した時の表情も、なかなか味わい深いものがあります。
かつてはダーク系が主流でしたが、
今作は、少年少女の戯れのようなセックスを題材にしたり、百合を描いたり、
かわいそうな境遇の少女を中心に据えたり、不思議な設定を採用したりと、作風は多彩です。
ベテラン作家らしく、絵柄は非常に安定しています。
一昔前の日本のような田舎臭い雰囲気をどう捉えるかが、評価の分かれ目だと思います。
◇興津惣介『拗宴』 ⇒ HP
評点:5点 実用性:2点 45点
2005年10月31日初版発行。
全8話の長編が重くのしかかりました。
とにかく主役の少女の性格がひどい。
たちの悪いストーカーです。
死ねばいいのに。
暴力的なセックス描写はエロいですが、嫌悪感が大きくて、素直に楽しめません。
どうやら著者は少女が怯える様子を描くのが大好きみたいです。
非常に残念です。
◇OKINA『禁談の幼声』 ⇒ HP
評点:6点 実用性:2点 50点
2008年5月31日初版発行。
およそ3分の1を占めるLO未掲載作品は描き方がかなり異なり、構成も実験的。
エロ漫画というよりも、読み物ですね、これは。
アート志向がある人や調教ファンであれば、もっと高く評価するかもしれませんが、
私はマニアック路線に走り過ぎかな、と思いました。
◇加賀美ふみを『だいすき』 ⇒ HP
評点:4点 実用性:0点 20点 ※売却後の思い出しレビューです!
2002年8月6日販売開始。
『おんなのこ』『かわいいね』に続く3部作の完結編。
何も知らずに買ってしまいました・・・しかも新刊で・・・馬鹿の極み。
◇加賀美ふみを『りんごの唄』 ⇒ HP
評点:3点 実用性:0点 15点 ※売却後の思い出しレビューです!
2003年1月6日販売開始。
加賀美ふみをはストーリーで読ませようとする漫画家ですが、
はっきり申し上げて、長丁場をこなせるほど構成力が格別優れているわけではありません。
画も巧いとは言えません。
今現在、エロ漫画家として魅力を感じることはございません。
◇叶穂郎『すうぃーとぺいん』 ⇒ HP
評点:5点 実用性:2点 45点
2007年10月25日初版発行。
癖の無い絵柄は、読者を選ばないという点では長所と言えますが、
訴求力に欠けるという点では短所とも言えます。
エロ漫画においては、一般向けの漫画以上に絵の上手さや見せ方が重要視されるものの、
最近は漫画家の画力が全体的に向上していることもあって、
それだけだと読者からの支持は得られません。
特定のフェチに走る、雰囲気や設定を統一する、
といった独自色を明瞭に打ち出さなければ、群集の中に埋もれてしまうだけです。
エロ漫画の価値は繰り返し使えるかどうかで決まりますが、
その動機付けとなるのはアクの強さであることを自覚すべきだと思いました。
最大の特色が「背景の白さ」だなんて、悲し過ぎます。
◇神寺千寿『てのひらにおんなのこ』 ⇒ HP
評点:5点 実用性:1点 35点 ※売却後の思い出しレビューです!
2005年7月9日販売開始。
ぽっちゃり系が好きでない人には厳しいと思います。
気に入る人は熱烈に支持するかもしれませんが、幅広い層に受け入れられるものではありません。
また「相手男性の性格や行動に好感が持てない」という、女性作家にありがちな問題点も抱えています。
エロ漫画に、自分本位なのにどことなく格好が良い男性を求めている愛好者は、
ほとんどいないのではないでしょうか?
実用性を考えると、手放すという決断を下すことに、私は全く躊躇しませんでした。
◇川本良樹『ぷにぷに方程式』
評点:2点 実用性:0点 10点 ※売却後の思い出しレビューです!
2006年4月販売開始。
本書が単行本として発刊されたことに驚きと憤りを禁じ得ません。
私はこれまでに100冊を優に超えるエロ漫画を購入していますから、
期待してページをめくって落胆した経験は幾度もあります。
しかし、破り捨てたいという衝動に駆られたのは、本書だけです。
恐ろしいことに、褒めるべきポイントが一切見当たりません。
私の知る限りでは、史上最低のエロ漫画です。
◇北河瑞樹『らぶもえ方程式』 ⇒ HP
評点:5点 実用性:2点 45点
2007年11月25日初版発行。
画力がイマイチですね。
まず頬の染め方のワンパターンさが気になります。
シーンに応じた強弱を付けていないため、
感情の昂りが見えず、一本調子で盛り上がりに欠けています。
行為の最中、頻繁に目を閉じさせるのも、いかがなものか。
「目は口ほどにモノを言う」という諺の意味を自覚すべきです。
ロリコン向けのエロ漫画家がイメージする究極の少女像は、
決して太っているわけではないが、あるべき所に脂肪が付いた柔らかそうな身体か、
強く抱き締めたら折れてしまいそうな、か細い身体のどちらかだと思いますが、
この著者の少女は、か細くないうえに柔らかそうでもない、中途半端な身体つきをしています。
身体の変化が乏しいので、乳首が浮いて見えます。
◇KURO『きゃらめるいろ』 ⇒ HP
評点:6点 実用性:2点 50点
2005年2月28日初版発行。
あとがきで公言していますが、新旧織り交ざっており、
前半と後半で作風がだいぶ異なります。
前半は古典的&洋風的な雰囲気で、ややミステリアスな仕上がりですが、
後半は幼さを前面に出して可愛らしさを強化し、親しみやすさを演出しています。
両方同じくらい好みであれば、お得に感じるかもしれませんが、
大抵は肩透かしを喰らったような、微妙な気分になるものです。
後半の作風で統一していれば、今回の売却はなかったと思います。
◇佐々原憂樹『遠い日の欠片』 ⇒ HP
評点:7点 実用性:2点 55点
詳細レビュー済みなので、割愛します。
◇佐々原憂樹『しゃるうぃーげーむ?』 ⇒ HP
評点:6点 実用性:1点 40点
2008年8月9日初版発行。
乱れフォントで少女の喘ぎ狂う様子を簡明に示す、
踊るような描線でデフォルメされた繊細さを表現するといった、
著者の持ち味は存分に発揮されていますが、
話のクオリティは前作を下回っていますし、カラーイラスト収録も自重されているので、
「ファンならば買い」と、考え無しに勧めるわけにはいきません。
この人の漫画は一過性の劇薬みたいなものです。
アクが強烈で、繰り返し読もうという気持ちになりません。
何をどう感じるかは人それぞれだと思いますが、私には合いませんでした。
余計なお世話だと思いつつも、あえて書きます。
著者はイラストレーターに専念した方が良いと思います。
◇しあわせ1500『天雲の切れ間に見える国。』 ⇒ HP
評点:7点 実用性:1点 45点
2006年9月24日初版発行。
洋風アンティーク調なエロ漫画・・・と言えば伝わるでしょうか?
静かな非日常空間を丁寧に描いている・・・といった感じです。
全く現代日本風でも今風のエロ漫画でもありませんが、
大人の男には把握し切れない少女の本質は見事に抽出されていて、
ロリコン漫画としての要件は満たしています。
どの男も少女に対して非常に誠実な点も、作品の完成度を高めています。
これほど自分の世界を体現できている作家はそうそういません。
芸術の域に達していると言ってよいでしょう。
しかし、残念ながら、エロ漫画としては落第点を付けざるを得ません。
エロに慣れてしまった身には、物足りなく感じること、必至です。
エロはオマケだと割り切ることができるならば、この作品を購入する意義は大いにあると思います。
◇士崎雅雪『い・も・う・と』
評点:4点 実用性:0点 20点
2002年11月5日初版発行。
表紙とタイトルに騙されました。
掲載作の半分は巨乳成人女性モノで、幼くデフォルメされている、といった配慮は皆無。
ロリコンには取り付く島もありません。
残りの少女モノもイマイチ。
及第点は『ボクが女装する理由』1話のみ、それ以外はセックスの見せ方がまるでダメです。
キャラクター描写も不十分。
ロリコン向けの和姦系エロ漫画には、エロに加えて、いわゆる『萌え』を感じさせる要素、
つまり少女に身悶えするほどの可愛さが無ければいけません。
そのことを、著者はまるで分かっていません。
明らかに勉強不足です。
◇Zummy『小さな唇』 ⇒ HP
評点:7点 実用性:2点 55点
2006年11月30日初版発行。
短編5話と連載『月の神子(つきのみこ)』5話の計10話が収録されています。
裏表紙に代表される繊細な少女描写が秀逸ですが、短編は絵柄が一定していません。
短編の中では、少女の表情がとても可愛らしく描かれている『人形の家』が一番だと思いますが、
失神している少女に悪戯するだけなので、実用性は微妙です。
連載は、性的な御勤めを強制されている少女巫女達の話。
セックスによって少しずつバラバラにされていく家族の描写が痛々しく、オチも救いがありません。
精神的に壊れてしまった妹や脱走して処刑されてしまった巫女など、
詳しく説明されていない登場人物の心境に思いを馳せれば、
さらに味わい深い作品になると思います。
つまり、これは読者に想像力を要求する類のエロ漫画です。
そういうのが苦手な人には、一番オイシイ所を省略しているように見えてしまい、
むしろ評価を下げる方向に働いてしまうでしょう。
◇Zummy『ついんて』 ⇒ HP
評点:6点 実用性:2点 50点
2007年7月31日初版発行。
タイトルに偽り無し、バラエティに富んだツインテール娘が揃っています。
ただ「可愛い」だけでなく「綺麗」とも感じさせる筆触は、とても魅力的です。
しかしながら、セックスの魅せ方は拙いと言わざるを得ません。
勢いに溢れているわけでもなく、狂おしくヨがっているようにも見えませんし、
体位やそれを見せるアングルも意外性に欠け、
プレイに対する執念めいたこだわりも感じられず、
少女独特の柔らかそうな身体のラインも的確に描写できているとは言えません。
正直な所、エロ漫画としての実用性は前作よりも下がっている気がします。
外見が幼くなるほどクオリティ劣化を感じてしまうのは、
ロリコン向けエロ漫画として致命的だと思います。
◇スミヤ『Romareda(ロマレダ)』 ⇒ HP
評点:5点 実用性:1点 35点
2006年12月28日初版発行。
快感や痛みで鬼気迫る表情に、才能の片鱗を感じます。
結合部のズームではなく顔と声で興奮させようと試みている作品の中では、
健闘している部類に入ると思います。
しかし、不運なことに、著者独特の線の描き方(特に目と頭髪)が、どうも好きになれませんでした。
内容の不徹底もマイナス要素です。
毛の生えてる大人の女性は、この作品においては目障りな不純物でしかありません。
時代設定も統一して欲しいところ。
現代日本風でない話こそが、この作品の特異性すなわち売りに当たる部分なのに、
該当する話がおよそ半数しか含まれていない点はいただけません。
同日に購入した、しあわせ1500『天雲の切れ間に見える国。』に比べると、
完成度に不満を感じてしまいます。
著者自身に迷いがあったのかもしれません。
2冊目でのさらなる進化を期待しています。
◇奏亜希子『夏水仙 Lycoris(リコリス)』 ⇒ HP
評点:6点 実用性:3点 60点
2005年9月30日初版発行。
悪くないです。
おねだりする少女は可愛いですし、イチモツを頬張っている様子もそそられます。
和姦だと、オチでニヤニヤさせられるかどうかが読後感に大きく関わってきますが、
その点もこの作品はクリアしています。
例えるなら「エロ漫画の優等生」ですね。
登場する少女の顔における目の面積が大きい場合、実用性に問題のあるケースが多いのですが、
この作品にはそれも十分に備わっています。
独自色が薄いゆえにインパクト不足を感じますが、本当に悪くはありません。
犬星に出会う前なら、きっと売却しなかっただろうと思います。
◇SOFTCHARM『E‐G‐TOWN こどもたちの街』 ⇒ HP
評点:5点 実用性:1点 35点
2004年12月22日初版発行。
男は妄想の中、もしくは幽霊という形で出てくるのみ。
少女同士の絡みがほとんどです。
この作品を読んで、自分にはレズは合わないということを、確信しました。
少女が集団乱交するシチュエーションに興奮する人には激しくオススメしますが、
そうでない人は購入前によく考えることをオススメします。
◇天瀬晴之『女子校生』
評点:4点 実用性:1点 30点
2003年12月7日初版発行。
「2冊目が結構良かったので調子に乗って1冊目にも手を出す」
という典型的なパターンに引っ掛かってしまいました。
この作品のダメなポイントは、全部で3つあります。
@絵柄が不安定過ぎる
しかも、裏表紙に漫画の一部が掲載されているのですが、
そこからは絵柄の不統一性は感知できません。
このことが騙された印象を強め、不快感を増大させます。
Aセックスに突入する経過が唐突過ぎる
勢いで突っ走るのも、いかにも青春という感じで悪くはありませんが、
それが何度も続くとさすがに辟易します。
B展開に無理がある
特に『猫のパンツ』は酷い。
頭を押さえつけて無理矢理フェラチオ、顔射。
壁に顔を打ち付け、お尻を向けさせ、処女剥奪。
当然ながら女はマジ泣き。
この流れでハッピーエンドになることを、誰が期待するでしょうか?
読後、しばし呆然としてしまいました。
どんなに鬼畜エンドが嫌いでも、相応しい展開というものがあります。
何でもかんでもハッピーエンドにするのはどうかと思います。
・・・と、ここまで悪口ばかり書き連ねましたが、
「俺はプリントパンツと顔射と破瓜が好きなんだ!」
という熱い想いがビシビシ伝わってくる点は、高く評価しています。
◇たまちゆき『WHITE LOLITA』 ⇒ HP
評点:5点 実用性:2点 45点
詳細レビュー済みなので、割愛します。
◇茶否『少女絶対主義』
評点:3点 実用性:0点 15点 ※売却後の思い出しレビューです!
2003年7月販売開始。
後に奇跡の進化を遂げる茶否の処女作品集。
児童向けギャグ漫画を彷彿させる筆致はゴチャゴチャして読み辛く、
肉厚を感じさせない極端なデフォルメはエロを感じさせません。
あらゆる面でレベルが低く、エロ漫画としては三流の出来です。
全くオススメしません。
◇ちんじゃおろおす『妹の奴隷』 ⇒ HP
評点:4点 実用性:0点 20点
2005年10月25日初版発行。
前半と後半で絵柄が相当変わっていますし、少女の推定年齢もマチマチです。
両者共通して背景の書き込みが極端に少なく、非常にあっさりした印象を受けます。
エロ漫画としての実用性がほぼ欠落しています。
著者にエロ漫画家の適性があるとは思えません。
この作品は、エロ漫画と言うより、萌え漫画と呼ぶのが適当かもしれません。
しかし、いわゆる萌え目当てで買えば、きっと後悔すると思います。
とても中途半端な出来です。
◇ツインテール『全力少女』 ⇒ HP
評点:5点 実用性:2点 45点 ※売却後の思い出しレビューです!
2005年10月31日販売開始。
描線が多めの、今風ではない絵柄は、好き嫌いが大きく分かれそうです。
この種の漫画家の中では、画力は中の下レベルでしょう。
話やキャラで盛り上げるわけでもなく、
一部のプレイや属性に特化してアピールしているわけでもありません。
凡庸です。
◇月吉ヒロキ『夏蟲』 ⇒ HP
評点:7点 実用性:3点 65点
2005年10月8日初版発行。
「痴漢の月吉」「黒タイツの月吉」と称されるエロ漫画家の初単行本。
以前は「痴漢は割に合わない性犯罪」と考えていましたが、
本書を読んで少なからず認識が変わりました。
しかし、『痴漢』も『黒タイツ』も収録ページの半分に届いていないのが残念至極。
こだわるなら、とことんこだわって欲しいものです。
巻末に進むほどクオリティが顕著に低下している点もマイナス材料。
ただし、痴漢漫画における、ネチネチと絡み付く感じのイヤらしい描写は、
2冊目以降への期待感を激しく煽ります。
◇てつ『ちびっこみっく』
評点:5点 実用性:1点 35点
2007年9月5日初版発行。
著者はカラーイラストと漫画に落差があるタイプです。
表紙買いすると後悔するかもしれません。
三頭身とぽっこり膨らんだ下腹は、春風うにぽ作の『ももいろひよこ』と共通していますが、
こちらは全体的にコテコテした感じで読みづらく、好き嫌いが分かれそうです。
顔の面積に比して目と眉が大きく、
腰周りや太腿の肉付きが御立派というアンバランスな幼女の絵柄も特徴的ですが、
男達のペニスは、それをも遥かに上回る存在感を発揮しています。
結合部のアップには、紙面から飛び出さんばかりの臨場感があります。
◇てっちゃん『僕専用』
評点:4点 実用性:1点 30点 ※売却後の思い出しレビューです!
2004年8月26日販売開始。
身体、特に下半身が歪で、男も女も性格がよろしくない。
エロ漫画に品性を求めるのもどうかと思いますが、
全体的に低俗な雰囲気が漂っていて、私は好きになれませんでした。
傾向としては『お願いおにいちゃん』とほとんど同じですので、
エロ漫画に飢えたチャレンジ精神旺盛な諸兄は、
どちらか一方を購入して、気に入ればもう片方を購入するとよいでしょう。
両方気に入るということは、私と趣味が合わないということですので、
このサイトに書かれているレビューは、あまり参考にならないと思います。
◇てっちゃん『お願いおにいちゃん』
評点:5点 実用性:1点 35点
2006年4月25日初版発行。
肛門の描写があまりにも適当で、股間の膨らみが異様に大きく、
角度によっては尻肉が扁平に見える無駄にデカい尻で欲情する人は、
一体どのくらいいるでしょうか?
お尻のアップが相次ぐことから、著者はお尻に並々ならぬ情熱をお持ちだと思いますが、
著者独自の見解によって導き出された究極のお尻には、大きさと形に品性が感じられません。
こだわりが裏目に出ています。
『僕専用』からの成長を期待して購入しましたが、
成長は窺い知れたものの、肝心のお尻が相変わらずで、及第点には届きませんでした。
◇てとらまっくす『ちっちゃくていっぱい』 ⇒ HP
評点:5点 実用性:1点 35点
2006年5月31日初版発行。
1話を除きハッピーエンドの和姦話で構成されており、
ほんわか優しい絵柄と非常にマッチしていますが、
残念なことに、その優し過ぎる画がウィークポイントになっています。
エロ漫画にするなら、もっとアクが強くないといけません。
ムラムラを誘発する毒性があってこそのエロ漫画です。
◇天祥輝『園女交際』 ⇒ HP
評点:4点 実用性:1点 30点
2006年11月15日初版発行。
タイトルから連想される通り、
登場キャラの大半が小学生未満の幼女中心モノ、略して「幼モノ」です。
この作品からは「行き過ぎた演出は百害あって一利無し」であることを学びました。
頭の悪い大人の男に合わせるかのように、幼女も無知&無恥丸出し。
そして明らかに狙っている舌足らずな喋り。
幼女少女を馬鹿にしているのですか?
こういう幼さの過剰アピールを見ていると怒りが込み上げてきます。
行為の意味を知らない幼女を言葉巧みに誘導してセックスに持ち込む。
そこには愛も誠意もありません。
著者はカラーイラストに専念する方が良いと思います。
◇徳田しんのすけ『ぷにようび』 ⇒ HP
評点:7点 実用性:3点 65点
2007年7月31日初版発行。
園児から小学校高学年までの幼女少女が登場し、一見、幅広いニーズに対応しているようです。
しかし、著者は各年齢の異なる魅力を正確に理解しているとは到底思えません。
このぐらいの年齢だと、僅か1年2年の差で大きく身体のラインが変わってしまうのに、
著者の描く少女は、幼女らしさをそのまま残して頭身を上げているように見えます。
成長があるからこそ、愛おしさも強まるというのに・・・。
話の方は、幼女少女達の頭の弱さと御都合主義的なハッピーエンドにウンザリしました。
絵日記風に仕立て上げた面白い意欲作もありましたが、
今ひとつ、飛び抜けたモノが感じられませんでした。
◇ねんど。『いちごにゅうにゅう』
評点:4点 実用性:1点 30点
2004年6月30日初版発行。
少年少女の初々しい遣り取りに定評のある作家ですが、
本作は「大人の男×少女」の組み合わせが過半数を占めているため、
本来の持ち味を出せているかどうかは微妙なところです。
しかし、懸案事項だったセックスシーンのスピード感が改善され、
さらにアングルの工夫によって射精の激しさが効果的に描かれるようになって、
実用性は遥かに高くなりました。
総合的に見て、決して悪い出来ではありません。
少女の年齢層が上下に広く、幼女好き少女好きの両方に対応しているので、
どちらか一方に思い入れがある人にとっては、マイナス材料になりそうです。
◇ねんど。『おこさまランチ』
評点:3点 実用性:0点 15点 ※売却後の思い出しレビューです!
2005年2月26日販売開始。
佐野ユウ時代のロリ作品ベストセレクション、要するに固定ファンのコレクターズアイテムです。
著者は漫画界でも有数の作風が変貌する漫画家ですので、
「近年発売された単行本が良かったから」という理由で手を伸ばしたら、
高い確率で後悔するでしょう。
名前や表紙で判断せず、中身を覗いてから購入を検討すべきです。
◇ねんど。『ろりえろ』
評点:5点 実用性:1点 35点
2005年6月30日初版発行。
性知識の乏しい少年少女が、好奇心と勢いで結ばれる話が多数収録されています。
後日談は例外無く爽やかで、幼い青春を存分に感じることができます。
性描写そのものは大人の男が関与したものの方がエロティックに仕上がっています。
それゆえ『いちごにゅうにゅう』に比べるとエロが薄まり、実用性は落ちています。
ただ、変にひねくった話が無くなり、すっきりした和姦話が増えた点は、評価に値すると思います。
少女の年齢層は小学校低〜中学年で、『いちごにゅうにゅう』よりもピンポイントになっています。
相変わらず設定よりも幼く見える絵柄なので、
少女好きよりもむしろ幼女好きに適しているエロ漫画ではないかと思います。
◇のら猫長屋『オモチャたちの吐息』
評点:7点 実用性:2点 55点
2007年11月15日初版発行。
絵は文句無しの上手さです。
長編の『オモチャ』シリーズは兄妹の絡みで、
妹が身悶えするほど可愛いのですが、関係の不可解さがネックですね。
両親の呵責一切無しで妹をオモチャ扱いする兄の気持ちも理解不能ですが、
その立場を喜んで受け入れている妹も意味不明です。
これが純愛風に仕上がっているのですよ、不思議なことに。
もしかすると、著者は話作りの天才・・・なのかもしれません。
ノイズが3つほど混じっていたのは、ひたすら残念でした。
◇橋田鎮『妄想娘。』 ⇒ HP
評点:6点 実用性:2点 50点
2002年8月25日初版発行。
暗い話が多いですが、悪くはありません。
騎乗位で悶える様子や口内に発射された精液を太腿に垂らす描写など、
ツボに入った箇所はあります。
ただ、その数が比較的少なかった、ということです。
最新作『萌芽生娘』も所有していますが、こちらは残留させることにしました。
一定のレベルに達している著者の作品でも、
何かが違うと感じれば、使いにくさを感じてしまうものです。
何冊買っても思います。
エロ漫画選びは難しいですね。
◇橋田鎮『愛妹姦淫』 ⇒ HP
評点:5点 実用性:1点 35点
2007年5月24日初版発行。
119ページを占める入魂の長編『煉獄』は、今流行のヤンデレです。
橋田鎮は陵辱描写に定評のある漫画家ですが、その実力が遺憾無く発揮されています。
エロ漫画を読んで怖さを感じたのは、恐らく初めてです。
著者の単行本ではよくあることですが、本書でも熟女モノが挿入されていました。
残念ながら、少女一本に絞る気はサラサラ無いようです。
元々大きめでしたが、さらに乳輪が肥大化しているように感じました。
極めて個人的な感想ですが、好ましくない方向に進化してしまったな、と思います。
◇藤瀬あきら『ちいさいまほう』 ⇒ HP
評点:5点 実用性:2点 45点
2008年3月25日初版発行。
これも時代の流れか、ミスター無修正、堕つ。
無修正を捨てた藤瀬あきらは、ルーが入っていないカレーライスのようなものです。
残念至極。
寄稿している友人の方が魅力的な絵で、こちらのエロ漫画を読んでみたいと思ってしまうのは、
果たして寄稿の役割を果たしていると言えるのだろうか?
◇星乃だーつ『はっぴーXTC(エクスタシー)』 ⇒ HP
評点:4点 実用性:1点 30点
2006年11月25日初版発行。
コロコロ変わる目が最大の特徴ですが、放心状態の虚ろな目や絶頂間近の白目など、
実はあまり好きではない種類の目も多数含まれているため、プラスに評価できません。
全体的にゴチャゴチャした感じがして、雑な印象を受けます。
コマが大きくなった時に人物の身体の線が太くなる点を改め、
とろみが全く感じられない無機質的な汁を書き直せば、かなり良くなると思います。
◇翻田亜流『桃色少女』
評点:5点 実用性:2点 45点
2004年10月5日初版発行。
性器の描写がアバウトで消しも大きいという、エロ漫画としては致命的な欠陥を抱えています。
また、少女に混じって「幼く見えるけど実は大人」という女性が複数登場するので、
設定にこだわる人は拒絶反応を示すかもしれません。
話の内容からは尖った個性は感じられませんし、絵柄も淡白なので、後を引く面白さがありません。
加点法でも減点法でも高い得点は得られそうにない、薄い印象の作品です。
◇翻田亜流『Honey Punch』
評点:6点 実用性:2点 50点
2006年7月25日初版発行。
実用性の低さは相変わらず、まるで成年コミック指定されていないエッチ漫画のようです。
やや複雑な人間関係を伴ったセックスが展開されているので、
エロよりも話を楽しむ漫画なのかもしれませんが、ズバ抜けて面白いわけでもありません。
やはり登場する少女は年齢不詳です。
人外が多く、百合もあります。
まとまりというか、信念が感じられない作品です。
私事ですが、カバー裏に「まんぼうシール」が貼られていました。
査定に響くといけないので何とか引き剥がそうとしましたが、
ネット情報通り、思いっ切り跡が残ってしまいました。
こんな制度があるなんて、福岡の恥以外の何物でもないと思います。
◇MAC−V『すとろべりぃ12』 ⇒ HP
評点:8点 実用性:3点 70点
2007年2月2日初版発行。
頭身が高めなので中高生好きに最適ですが、
性器は無毛ですし、胸も鬱陶しい程ではないので、
上に守備範囲が広いロリコンならば普通に受け入れられると思います。
口にずっぽり埋まり股間にめり込む肉棒が非常にエロく、実用性は抜群です。
メガネまたは汁フェチならば、買っては損は無いかと。
成り行きのセックスや輪姦が多いので、純愛ストーリーを求めている人には合わないでしょう。
◇的良みらん『Angelical Pendulum 1』 ⇒ HP
評点:5点 実用性:1点 35点 ※売却後の思い出しレビューです!
2004年12月14日販売開始。
画は大変魅力的なのですが、残念ながら、
「エロ漫画でストーリーを重視すると共倒れになる」を見事に実証しています。
エロ漫画本来の存在意義は、自慰のカンフル剤として使用されることです。
話に凝るとしても、テンポの良さと明瞭さを心掛けねばなりません。
ゆえに、余計な伏線は“百害あって一利なし”なのですが、
本書ではその原理原則が守られていません。
エロ漫画には不必要な戦闘シーンが、度を超して挿入されていた点も問題アリです。
途中でダレてしまいました。
◇湊谷俊作『秘密の露出キッズ』 ⇒ HP
評点:6点 実用性:2点 50点
2005年11月30日初版発行。
これでもかと、露出、露出、露出。
その徹底ぶりには清々しさを感じます。
少女もエロ可愛く描けています。
特に羞恥と悦楽に歪む表情が秀逸。
売却した14冊の中ではトップクラスのクオリティを誇っています。
問題なのは「使いづらい」ということですね。
皮肉なことに、一番の魅力である少女の表情を見せることに腐心するあまり、
その他が疎かになっているのです。
性器の描写が雑、ズームが効果的に使えていない、
アングルに工夫が足りないなど、原因は幾つかありますが、
これらをクリアすれば、さらに一段階上の素晴らしいエロ漫画になるはずです。
著者の成長に期待しています。
◇みにおん『少女寵愛調教』 ⇒ HP
評点:6点 実用性:2点 50点
2007年11月25日初版発行。
ギャグ漫画がエログロ化したもの、と言えば分かりやすいでしょうか。
脱糞,嘔吐,出産・・・コメディタッチなのに、ヤってることはエグいです。
ただし、陵辱路線を走っている話の中にも笑い所が仕込まれているため、絶望感は希薄です。
和姦好きと陵辱好きの両方からウケを狙ったのでしょうが、ものの見事にスベっています。
行為に至るまでの経緯が出し抜けで、リアリティが無いため、
ストーリーの完成度や感情移入を重視する読者は、ブチ切れてしまうかもしれません。
絵柄と内容のミスマッチを初めとしたカオスな雰囲気が、
いわゆる「萌え」を感じるゆとりを奪っています。
◇山咲梅太郎『100%つるぺた』 ⇒ HP
評点:6点 実用性:3点 60点
2006年4月20日初版発行。
おおぬまひろしは正直者ですが、山咲梅太郎は・・・微妙ですね。
ロリじゃなければ「つるぺた」とは言わないと思うのですが、彼の認識は違っているようです。
巨乳は好みませんが、頭身が高ければ少しくらいはないと不恰好に見え、欲情しづらくなります。
そもそも、頭身が高過ぎると画の技術が突出でもしていない限り、欲情できなくなります。
それゆえ、使える話とそうでない話に、くっきり分かれてしまいました。
まとまっているようでまとまっていない、そんな作品集です。
◇山咲梅太郎『巫女2さいたま』 ⇒ HP
評点:6点 実用性:2点 50点 ※売却後の思い出しレビューです!
2008年3月12日販売開始。
男女入り乱れての複数人プレイがデフォルトになって、エロが薄まった印象です。
著者が描く少女は、非常に漫画的でキャラも立っているため、
複数になると個性が相殺されてしまうのかもしれません。
ネーミングを含め、随所にギャグ要素を盛り込んでいますが、あまり面白いとは思えませんでした。
◇山本雲居『マーブルケェキ』 ⇒ HP
評点:7点 実用性:4点 75点
2003年8月5日初版発行。
ギャグと鬼畜展開が混在したストーリーは小気味良く、
実用性は十分にあり、画も好感が持てます。
しかし、セックス対象が少女限定ではなかった点と、
佐々原憂樹『遠い日の欠片』同様、読み進めるにつれて、
クオリティが下がっていくように感じる点が痛かったですね。
売るか残すか、かなり悩みましたが、完成度の低さがネックになりました。
次回作が出れば、恐らく購入すると思います。
◇ゆきのゆきかぜ『アンダーナイン』 ⇒ HP
評点:6点 実用性:2点 50点
2008年3月31日初版発行。
絵柄も作風も試行錯誤している様子ですが、長編と中編はかなりの良作です。
魅力的な少女を前にして理性を抑えられなかった男達と、
セックスの魔力にすっかりヤラれてしまった少女達の暗澹たる末路が示唆されています。
色恋沙汰には勢いも必要ですが、
冷静さを欠いてしまうと、掛け替えのない日常を砕いてしまうことにもなりかねません。
悪いと思っていても止められず、自らの精神力を削るほどに身体をぶつけ、
引き返せない所にまで来てしまったことを悟る男達の心情を推し量ると、背筋が震えました。
◇ゆにぃちご『うるうるしゃわぁ』
評点:5点 実用性:1点 35点
2006年5月31日初版発行。
可愛らしい絵柄のせいで、エロが薄まっています。
使いたいという気持ちにさせる魅力が弱いため、エロ漫画としては二流以下です。
画の特徴や頭身バランスなどで強引に小ささを表現しているのがいただけません。
大人の男との対比で少女の小ささを際立たせるのが常套です。
少女の全身アップの代わりに客観構図をもう少し多く取り入れるべきだと思います。
あと、この画で陵辱系は似合いません。
甘々の和姦話に絞るべきです。
そうすればエロ漫画としての価値も高まるだろうと思います。
◇吉岡宏純『シてもいいよ♥』
評点:5点 実用性:1点 35点
2007年10月10日初版発行。
某所で高評価されていたのですが、期待ハズレでした。
絵柄が不安定で、荒削り感が否めません。
古い作品ほど、顔の輪郭が角張った印象を受けます。
股間周りの描き込みの甘さを汁で誤魔化しているように見えるため、
スカトロ漫画じゃないのに、粗雑で汚らしく感じてしまいます。
食い込みと汁染みだけがやたらキツく、弛みと膨らみが控え目なようでは、
着衣の一体感も得られず、臀部の魅力向上にも役立たずで、折角の縞パンやブルマが生かせません。
初体験率が高く、出血も激しいので、破瓜マニアは満足できるかと思います。
◇よしの『ピコイズムっ!』 ⇒ HP
評点:7点 実用性:1点 45点
2008年9月10日初版発行。
本書は短編2本と長編から構成されています。
常々、私はエロ漫画で長編を描くこと自体が大きなチャレンジだと思っています。
なぜなら、長編になるとキャラクターの心理描写が不可避となりますが、
葛藤や成長を描くということは、大抵の場合において、
エロ漫画で最重視されるべき実用性を損ねる原因となってしまうからです。
ゆえにキャラクター達の歴史の一部分を切り抜いた短編の方が、
エロ漫画に適していると考えています。
本書では「セックスが日常的に行われている小学校に転校生がやって来た」という、
エロ漫画で頻繁に使い回されているネタを採用していますが、これが大きな過ちでした。
遊び感覚でやっているセックスでも好きな人が相手だと恥じらってしまう少女というのは、
初体験で感じまくる少女よりも遥かに嘘臭く感じてしまいますし、
クラスメートとの乱交の最中に本気の告白をするというのも、シュール過ぎて感情移入できません。
現実的な配役で現実離れした設定の話というのは、副菜としてならば楽しめますが、
主菜とするには個性が強過ぎて、読者は付いていけなくなります。
こちらは気乗りしないのに、話を延々と、134ページも続けられるとなると、それはもはや苦行です。
画力は相当高いレベルだと思いますので、次回作に期待したいと思います。
◇吉野志穂『幼辱』 ⇒ HP
評点:3点 実用性:1点 25点
2005年1月25日初版発行。
画が全然ダメですね。
目が怖くて、幼女体型の割に胸が膨らみ過ぎで、身体のバランスが悪い。
タイトルに反して、陵辱系で徹底していない点もマイナスです。
話も普通で物足りません。
著者独自の+α(こだわり)も感じられません。
これだけ褒める要素が見当たらない作品も珍しいと思います。
…なんで買ったんだろ??
◇らする『Stripe Cats』 ⇒ HP
評点:6点 実用性:2点 45点
2007年7月25日初版発行。
もっさりした髪の毛の影響か、顔全体が一際強く視覚に訴え、
それゆえ、胸やお尻や太腿など、他のパーツの魅力が弱まっています。
本書は少女の表情でヌくタイプのエロ漫画と割り切るべきです。
ロリの姉弟モノが3話も入っている単行本は稀少なので、
そういうのが好きな人にとっては、大いに価値があると思います。
少女は漏れ無く愛らしい性格をしていて、甘える様子もグッドです。
若干クセのある画ですが、表紙のカラーで違和感が無ければ大丈夫でしょう。
◇完顔阿骨打『日曜日はお兄ちゃん曜日』 ⇒ HP
評点:6点 実用性:3点 60点
2004年12月25日初版発行。
ノリノリでバカっぽいストーリーが、エンターテインメント性を高めています。
エロ漫画としての実用性もかなりのものです。
最大の見所は、汁をダラダラ垂らした少女の小さな穴に、逞しい肉棒が捻じ込まれる所ですね。
穴のサイズに比べてあまりにも太くて長いため、根元まで収まり切らず、
射精すれば途端に漏れ出してしまう様子は、なかなか迫力があります。
縛りあり、露出あり、ふたなりありと、幅広い嗜好に対応しているので、
豊富なバリエーションを楽しみたい人にはオススメです。
一話、非ロリ作品が収録されていますが、一話程度ならそれほど気にならないでしょう。
絵柄も安定していますし、ロリコンならば、
購入して大失敗と感じることはほとんど無いと思います。