Tissのエロ漫画レビュー 『は行』
  Tissのエロ漫画レビュー 『は行』   ◇春風うにぽ   ★ももいろひよこ   初版発行:2006年2月28日   ラスト2話の小学3年生以外、全員幼稚園児以下。   真っ平らな胸とぽっこりした下腹という幼児体型を備えた3頭身。   仕掛けるのは幼女から、始まれば男がリード。   その意気や、良し!   これぞ「幼女好きの、幼女好きによる、幼女好きのためのエロ漫画」でしょう!   何も知らない幼女を言葉巧みに誘導するパターンには、   男の自己中心的な欲望が露呈されているため、Tissは激しい嫌悪を感じますが、   この作品に登場する幼女は、セックスを本質的に理解している様子が窺えます。   サイズの違いや経験の浅さゆえに、痛がる幼女に対する気遣いが見える点も好印象です。   絵柄は非常にあっさりしています。   ただ、初期に描かれた2話は素人目にも稚拙に見えるため、安定性には疑問符が付きます。   気になったのはセックス時の服装ですね。   エロ漫画において着衣セックスは基本ですが、大抵その場合でも胸は露出させます。   しかしこの作品では、着衣だと下半身のみが露出して上はそのままです。   恐らく著者は胸と腹をセットで捉え、それら単独では魅力が激減すると考えているのでしょう。   Tissは純然たる少女好きを自任しているため、この考え方の正しさは判断できませんが、   もしこれが常識ならば「ロリコンと幼女好きにはかなりの相違点がある」という、   かねてからの主張が、さらに信憑性を得ることになりますね。   極めて個人的なことですが、とても興味深く感じました。   ■ ベターエピソード ■   ●おねがい。   「…で こどもはなんにんほしいですか?」   「え!?」   「「うませてあげる」って いったじゃないですか さっき」   「あ だましたですか?」   「あ……いや……その……」   「なーんてね まだあたしじゃむりってぐらい わかってます――」   「でも…ね あたし……おにーさんのこと ちょっと……ほんとにすきかも…ですよ」   さわちゃんシリーズ第3話。   このシリーズでは、幼女の肉体的成長とセックスを通して愛が育まれていく過程が描かれています。   赤子にイチモツを含ませ、濃厚な白濁液をぶっかけるシーンもあります。   ●おやすみ。   「さわちゃんは ほんとに えっちな子だな」   「園児なのに 中出しなんてされて いっちゃうなんて」   「そ そんなの おにーさん だからだもん!」   「おにーさんのが きもちよくって…… すきですきで…… その……」   「と とにかく おにーさんの せいなの!」   さわちゃんシリーズ第4話。   ハッピーエンドっぽいのですが、あとがきによると、未完とのこと。   単行本を跨いで、続きが掲載されるのかもしれません。   ●いい子にしてる。   「あ…あの…… 今度は…その」   「はるかの…… おなかの中に とぴとぴしてください」   兄×妹に、兄の友達が乱入して、最後は4P。   顔射がとてつもなくエロい。   そして“とぴとぴ”が新しい。   ◇ひめはち   ★鬼畜兄妹凌辱記   初版発行:2007年3月5日   全11話のうち、妹が餌となって釣った少女を兄が食す鬼畜兄妹シリーズが9話を占めています。   残る2本はいずれも人外モノで、なおかつ陵辱ではありません。   著者の真価が発揮されているのは、前者、鬼畜兄妹シリーズでしょう。   この兄妹にとって、陵辱は生活の一部。   涙を流して暴れる少女とほのかに笑みを浮かべ兄を手伝う妹リコの対照的な配置が、   淡々とした陵辱という独特の空気を具現しています。   少女の顔はしっかり描かれているのに、兄の表情は伏せられている点も、   半ば事務的に遂行される陵辱というものを端的に表しているように思われます。   手を変え品を変え繰り返される陵辱の宴からは、様式美さえ感じられます。   恐怖と苦痛に歪む表情を微妙な瞳の描き分けで表現している所に、著者のセンスが光っています。   極めて自己中心的な兄妹ですが、妹リコの表情から明白な悪意が窺えないため、   読後感はそれほど重くありません。   陵辱の程度も軽いので、耐性が無い人でも比較的読みやすい陵辱作品集に仕上がっています。   「普段は和姦モノを読んでいるけど、たまには陵辱モノも試してみたい」   という人には特にオススメです。   ■ ベターエピソード ■   ●しつもん   「弥生ちゃんの子宮がパンパンになる位たっぷり射精してあげるからね」   「気持ちよく妊娠してねっ」   「もうヤダァァァッ」   「ほーら俺の精子と弥生ちゃんの卵子がくっつくぞぉーっ」   「受精しろー 受精しろー」   「助けてェェッ ママ ママァーッ」   「なに言ってんの ママになるのは弥生ちゃんの方でしょ?」   鬼畜兄妹シリーズでは2ラウンド制のストーリーが特に秀逸です。   ベターエピソードに選んだ3話は全て2ラウンド制。   第1ラウンドの激しいピストンと中出しで抗う気力を奪い取り、第2ラウンドで容赦無く止めを刺す!   流れに無駄がありません!   ●リコの恋愛相談室   「やっ…だっダメッ セイシはダメェッ 中で出したらっっ」   「そんな事言ったってさ 気持ちよすぎて今さら止まれねェって」   「そんな…っ あたし妊娠しちゃうっっ」   「赤ちゃんできちゃうよおおぉっ」   「そんなのやだああっ」   「くっ…出る…ッ」ドクン ビュクッ ビュッ   「ああ…っ」   「で…出てる…中で…セイシ…熱いのがおなかの中で広がってる…っ」   「ふう…気持ちよすぎだよ ゆかりちゃんのマンコ」   「こんなマンコにチンポ ハメさせてもらえるカレシは幸せ者だよな」   「いやぁ…」   「もう抜いてぇ…」   「あ でも もしかしたら その頃にはゆかりちゃんのまんこ」   「ガキのチンポにはガバガバになっちゃってるかもね」   中出しを嫌がる少女にこそ、中出しの洗礼を!   彼氏がいたってお構いなし!   妊娠したら彼氏のせいにできるじゃん!   むしろ好都合じゃん!   ●愛玩委員長   「ミコトちゃんはね レイプされちゃったんだ」   「ちっちゃなおまんこに大人のちんぽハメられて 大事な処女を奪われちゃったんだよ」   「処女膜を破られて太いちんぽで中をこすられてるのに」   「ミコトちゃんのHなおまんこは気持ちよくなっちゃって」   「ちんぽから赤ちゃんの素を絞り出したんだよ」   「わかった? ミコトちゃんは本当はスケベな女の子だったんだよ」   「ウソっ そんなの絶対ウソっっ」   「ほうら 委員長の優等生まんこがヒクヒクしながら ちんぽ欲しがってるよ」   「わたし…っ 気持ちよくなんて…」   「くくくっ すぐにわかるよ」   「イヤああっ もう ヤなのおぉっ」   「これ以上しないでェェッ」   ラウンド間の小休止に挟まれる兄の言葉責めが見事です。   肉体を弄ぶだけでは陵辱とは言えません。   精神崩壊というゴールに向けて、徐々に追い込んでいくこと。   それが陵辱の醍醐味です。