四葉日記(2004年7月9日)
    四葉日記(2004年7月9日)        クフフフフゥ   今日は色んなことがありマシタ!   ちゃあんと覚えているうちに、日記に付けておこうっと!   2004年7月9日 晴れ   今日は鈴凛ちゃんのお誕生日!   先月の四葉の誕生日に、鈴凛ちゃんはちっちゃなルーペが付いたネックレスをくれマシタ   微妙にセンスが狂ってる所が、鈴凛ちゃんらしくって、四葉、   つい吹き出してしまったのデスけど、鈴凛ちゃんはそんな四葉を見て、   「そんなに喜んでもらえると、私も嬉しいよ」   って・・・。   嬉しかったのはホントですけど、笑ったのは嬉しかったからじゃないのに・・・。   でも、笑顔の鈴凛ちゃんを見ていると、ホントのことを言えませんデシタ。   「知らぬが仏」っていうやつデス。   とまあ、そんなことがあったから、今日は鈴凛ちゃんにステキなプレゼントをあげようと思って、   四葉は、鈴凛ちゃんが前から欲しい欲しいって言ってた、アレを買いに、   早速、貯金箱のお金を全部持って、パソコンショップに行きマシタ   でも、鈴凛ちゃんの欲しがってたモノは、とっても高くって・・・。   四葉の全財産でも、5000円足りませんデシタ。   だけど四葉、それ以外のモノを買う気が起こらなかったから・・・。   どうしたらいいか分からなくって、泣きそうな顔になりながら、   お店を出て、トボトボと公園を歩いていマシタ。   そしたら、「ドン」って、知らないおにいサンにぶつかってしまいマシタ。   おにいサンは、四葉のお顔を見て、   「大丈夫?何かあったの?」   と、優しく声をかけてくれマシタ。   よく見ると、兄チャマに雰囲気が似ていて、とっても優しそうデシタ   だから四葉、イキサツを包み隠さず、話しマシタ   「ふ〜ん、5000円か・・・君の年齢じゃ」   「四葉デス」   「・・・四葉ちゃんの年齢じゃ、アルバイトもできないし、難しいだろうね」   その言葉を聞いて、四葉はホロホロと涙をこぼしてしまいマシタ。   「ああ泣かないで、四葉ちゃん・・・そうだ!    おにいサンのお手伝いをしてくれたら、お礼に5000円あげるよ!」   思い掛けない申し出に、四葉はビックリして、目をまん丸にしてしまいマシタ。   だけど・・・。   「四葉、○○才デス・・・お金、貰えマセン・・・」   「ああ、いいよ、いいよ、ちょっとしたお手伝いだから、アルバイトとは違うよ、気にしないで」   四葉は渋っていたのデスが、おにいサンは四葉の手を引いて、人気の無い茂みに連れて行きマシタ。   「こないだ、彼女と別れちゃってさぁ、御無沙汰だったんだよね。    四葉ちゃん、コイツをしゃぶって、オナニーのお手伝いをしてくれないかな?」   「オナニー」の意味が分からなくてきょとんとしていたら、   おにいサンは、いきなりジッパーを開けて、おち   ダメです、恥ずかしくて書けマセン!   おちアレを取り出しマシタ。   「さっ、四葉ちゃん、しゃがんで、握ってみて」   おにいサンは、四葉の肩を押してしゃがませ、おちんちんを握らせマシタ。   ちょっと強引な所も、兄チャマにそっくりデシタ   アレの大きさは、兄チャマよりもちっちゃかったけど・・・   「握った手を上下に動かして、先っぽと窪んだ所を重点的に舐めるんだ。    唾液でベタベタになったら、パクッてくわえて、同じようにしてみて。    ああ、歯は立てちゃダメだよ。    痛いからね」   おにいサンは、手早く『オナニー』の仕方を教えてくれマシタ。   よおし、鈴凛ちゃんのためデス。   四葉、頑張っちゃう!   「ああっ、八重歯が・・・」   ハァハァと荒い息遣いをしていたおにいサンが、うめく様に言ったので、   四葉は『オナニー』を止めて、   「ごめんなさいデス・・・痛かったデスか?」   と謝りマシタ。   そしたら、おにいサンはニッコリ微笑んで、   「ううん、これくらい刺激のある方が、気持ちいいよ」   と言ってくれマシタ   言われた通りに、5分くらい続けていると、アレが四葉のお口の中で、ビクビク震えマシタ。   「うっ、出るっ!」   どぴゅっ、どぴゅ!   何かがお口の中で溢れて、苦しくなったので、四葉はアレを吐き出そうとしマシタ。   でも、おにいサンがギュッと四葉の頭を押さえ付けていたので、   四葉はゴクゴクッて、飲んじゃいマシタ。   ドロッとしてて、変な味デシタ。   「ふぅっ、ありがとう、四葉ちゃん。    すっきりしたよ。    お疲れ様、これでお手伝いは終了だよ」   おにいサンは四葉の頭をナデナデして、そう言いマシタ   「ん〜細かいのが無いなぁ・・・四葉ちゃん、頑張ったからこれあげるよ」   そう言って、おにいサンは、四葉のお顔の前で、1万円札をヒラヒラさせマシタ。   「ダメです、そんなにたくさん貰えマセン!」   「そう?    う〜ん、じゃあ、こうしよう」   おにいサンはポケットから紙とシャープペンシルを取り出して、   『オナニーお手伝いタダ券』と書かれたチケットを作りマシタ。   「明日の午後4時、空いてるかな?    これ、使いたいんだけど・・・」   四葉がコクンとうなずくと、   「じゃあ、家に来てよ。    そこのマンションの○○号室だからさ」   おにいサンは、兄チャマそっくりの笑顔で、そう言いマシタ   無事、パソコンショップで鈴凛ちゃんのプレゼントを買い、鈴凛ちゃんのお家に向かいマシタ。   チャイムを鳴らすと、鈴凛ちゃんと兄チャマが出迎えてくれマシタ   「あっ、兄チャマ、もう来てたんデスか?」   四葉が尋ねると、兄チャマはニッコリ笑いマシタ。   それは、お手伝いが終わってすぐに、おにいサンが見せた笑顔のようデシタ。   そして、兄チャマにウインクした鈴凛ちゃんのお肌は、何だかツヤツヤしていマシタ。   鈴凛ちゃんのお誕生日パーティーで、四葉は苦労して手に入れたプレゼントを渡しマシタ。   包み紙を開けた鈴凛ちゃんは、ニコニコしながら、   「ありがとう、四葉ちゃん、大切にするね」   と言ってくれマシタ   とっても、とっても、嬉しかったデス   兄チャマからは、パーティの前にプレゼントを貰ったと言っていたので、   兄チャマがどんなものをあげたのか気になった四葉は、鈴凛ちゃんに聞いてみマシタが、   「ダメダメ、二人だけの秘密だから、いくら四葉ちゃんでも、教えられないよ」   と言って、教えてくれませんデシタ。   兄チャマに聞いても、同じようなことを言われマシタ。   ムムムゥ・・・鈴凛ちゃん、ずるいデス!   四葉だって、いつか、兄チャマと二人だけの秘密を作っちゃうモン!   パーティーは、あっという間に、オシマイになりマシタ   今日は本当に楽しい一日デシタ   クフフフフゥ、完璧です   四葉、文才があるのかもしれマセン!   四葉は満足そうな笑みを浮かべて、ベッドの中に潜り込んだ。   その頃、鈴凛は――   「ふぅっ、焦った、焦った。    もうちょっとで顔に出ちゃうところだったわ。    まさか、四葉ちゃんがコレをくれるとはね〜」   鈴凛は、そう呟きながら、プレゼントを床に置いた。   その隣には、全く同じものがあった。   「アニキと被っちゃった。    ぶっちゃけ、2つもいらないのよね」   鈴凛はパソコンを立ち上げ、ネットにつないだ。   開いたのは、ヤフオクのページ。   「これでよしっ、出品完了!    箱も開けてないから、1万円は堅いわね」   鈴凛は満足気に微笑んだ。   「こんな高いのくれたんだから、お礼しなきゃね。    こないだ四葉ちゃんにあげたネックレス、    実は自作で三百円もかかってないから、さすがに気が引けるし。    今度、100均で髪留めでも買おうっと。    アニキは・・・私の「はじめて」をあげたから、別にいっか」   「てゆーか、四葉ちゃんって、ホントにおバカさんだわ。    普通気付くでしょ、あんな変てこなの、市販じゃないって。    可憐ちゃんや咲耶ちゃんだったら、マジギレしてたかもしれないわ。    四葉ちゃんがおバカさんで、本当に良かったわ」   「きっと、髪留めをあげても、100均とは気付かないわね。    あの子に借りを作らせて、上手いこと誘導すれば、    10倍くらい値打ちのあるものが、返ってきそうだわ    さあて、今度は何を買ってもらおっかな〜」   鈴凛は、今後の計画に思考を巡らせながら、布団にダイブした。   ・・・四葉よ、これが本当の「知らぬが仏」だ。