Tissのエロ漫画レビュー 『あ行』
  Tissのエロ漫画レビュー 『あ行』   ◇あかざわRED   ★りとらば   初版発行:2005年10月1日   最初に断っておきますが、これはロリ漫画ではありません。   しかし、言わずと知れた人気作。   幅広い嗜好をお持ちのジェントルマンならば、気に入る可能性は高いと思います。   外見とプレイ内容に専門性が欠けているので、   逆に言うと、様々なシチュエーションを楽しむことができます。   行為終了後の女の子の回想が幸せ一杯で、非常に心地良い読後感が得られます。   ■ ベターエピソード ■   ●ゆかなのリボン   「お…おお♥」「ゆかなはおちんぽが大好きだね」   「太一の味をおクチの中で転がすのが好きなんだもん♥」   高校生カップル話・・・かな?   男は年相応の身体つきですが、女の子はロリ体型。   これぐらい身長差があると対面座位がしっくりきますね。   しかし、個人的には最初のフェラチオが最大の見せ場だと思いました。   また『舌足らず』という付加要素は余計に感じました。   ●やくそく   『身体の中からとろけてしまいそうな注入感』   『下半身が溶けるような感覚に酔いつつ ずっと抱き合ったまま離れたくなかった』   『大好きな人と繋がっていると 切ない気持ちが溶けてなくなってゆく』   『そんな気がするの…』   従姉妹とのラブラブエッチ。   女の子はやっぱりロリ体型で、最大の見せ場はやっぱりフェラチオだと思います。   美少女ゲームのプレイを目撃した従姉妹の反応が可愛らしいです。   ●迷いノイドはいかがですか?   『すご…奥でおちんちんが爆発してるみたい』   『あそこが熱いのでいっぱいだよぉ』   押しかけショージョノイドに泣き付かれて膣内射精しちゃう話。   ピストンの間中「おにいちゃん」「おにいちゃん」と連呼するショージョノイド。   こういうのがリーズナブルな価格で量産されるようになったら、   少女を狙った性犯罪は減少するに違いない。   ◇あざみ野圭二   ★一緒にいてね   初版発行:2006年6月25日   萌え系四コマでも通用しそうなくらい可愛らしい絵柄ですが、内容はかなりシビアです。   少女はとてもいじらしくて健気なのに、男が対照的に酷い性格なので、一層同情を誘います。   かと言って、少女虐めに強い性的興奮を催す人に手放しでオススメできるわけでもありません。   なぜなら徹底的に陵辱を志向しているわけでもなく、   陵辱からハッピーエンドに持って行く話や、和姦からバッドエンドに転じる話もあり、   中途半端で気持ちが乗り切れないからです。   昨今は実力のあるロリ系エロ漫画家が次々と誕生し、飽和状態になっています。   単純に画が上手いだけでは生き残れないため、作家は様々な付加価値を付けようとしています。   高い評価を得るには技術にくわえて熱意も必要なのです。   それなのに、この作品からはこれと言った魅力的な個性が感じられません。   何を売りにしたいのかが、ちっとも見えません。   内容が八方美人的で、統一感がありません。   作品全体の完成度を高めるためには、   「あざみ野カラー」をもっと色濃く出さなければならないと思います。   ■ ベターエピソード ■   ●HOT SHOT   「しかし…お前ちっとも泣いたりしねーのな 気の強いガキだ……」   「だがこれはどうだ? 多少濡らしたとはいえ……」   「!!」   ぐっぐぐっ「ほら入ってくぞ…!」めりめり ズプ!   自分が犯されることで、同級生を助けるための時間を稼ごうとする少女の話。   気丈に振舞おうとするも、激しいピストン運動に耐え切れず、   壊れたような声を出して悶えてしまう少女がとても煽情的です。   ●Love×ハメ #01 〜パルス   「あーイクもうイクってこれマジ」   「オイ まだなか出しすんなヨ 次ハメたいから出すならクチでヨロ☆」   「わかってるって …えあたーん おクチあけてー」   「……!」ゴプッ ドクドク「げほっげほ」   大の男がノリノリなセリフを吐きながら寄って集って少女を犯す話は、Tissの大好物です。   しかし、自己中心的で節操の無い軽い男は、Tissが最も嫌うタイプです。   両想いでも違和感覚えるのに、一挙両得でハッピーエンドなんて、マジ有り得ない。   ●Rupture   「あ…泣くなんておかしいよな… 僕が君にひどいことしたのに」   「そ それは私がお願いしたんだから」   「いや…途中から…なんだか君をレイプしたヤツのことを考えてしまって…」   「許せなくって くやしくって…」   「こんなことが君の助けになると思えないのに それ以上に汚してしまいたくなったんだ…」   『HOT SHOT』の続編。   ええ話やなあ・・・。   ◇あわじひめじ   ★J.R Junior Rape   初版発行:2007年3月10日   幼女モノは1話のみで、それ以外は小学校高学年モノです。   少女は全員がセックス未体験で、ねじ込まれた穴の隙間から血を滴らせ、   大量の涙で顔をグシャグシャにしています。   「男の側はセックスだけが目的で少女の弱みに付け込んでいるのに、少女は本気で心を委ねている」   「セックスを続けているうちに愛着が湧いてしまい、そのまま少女を引き取って育てる」   という話がそれぞれ2本ずつ含まれていますが、陵辱の基本はしっかり押さえています。   コマの中に男の残虐なセリフと思考を所狭しと詰め込むだけでは飽き足らず、   補足説明が欄外にまで進出している点は、読み手によって評価が分かれると思います。   この洗練されていない雰囲気は、型に納まり切らない著者の情熱そのものです。   著者に共感できれば、画とテキストが見事な相乗効果を生み出していると感じるでしょう。   残念なことは、続き物の後編だけが収録されていることと、   設定資料集がかなりのページを食っていることです。   後者は著者の茶目っ気とプロ根性を知る貴重な資料で、ファンならば垂涎モノでしょうが、   これが無ければ全7話が全8話になっていただろうと思うと、Tissは喜べません。   こういうのは単行本ではなくウェブサイトで発表するのが最善だと考えます。   もう一点、これは本当にどうでもいいことですが・・・裏表紙の少女の指が怖い・・・。   ■ ベターエピソード ■   ●輪姦証明   「おい! どうだった? 処女喪失とアナル貫通と膣肛中出しのトリプル体験は?」   「ん? 聞こえてないか? ハハハ…これぐらいで へばるなよ」   「まだまだこれから大人の怖さをたっぷりと教えてやるんだからな」   「ふぅ―ミルクをたっぷり注いだ…っと」   「ちょっとはオッパイに栄養がいくといいなぁ オイ!」   少女2人と男3人の5P。   最初は強気だったが次第に許しを請い始める少女の姿が、とてもスマートに描かれています。   犯されている間も相手のことを思い遣る少女2人と、   徹底的に身体を貪るキモメン3人組のギャップが素晴らしい!   ●夕日が丘の少女強姦   「ぐっ!!…うううっう”〜〜〜〜〜っ!」   「おっ? いいねぇ そうそう自転車を漕ぐように両脚をジタバタさせてごらん」   「そうすると振動でどんどんはいっていくから」   「ほぉ〜ら先っぽ埋まった― …ここまで入れば後は……」   「んっ んくっ!! んみゅーっ!!」ズボッ ボブブッ ぶちゅっ!!   「どーやら膜を完全に貫通したようだな」   「じゃあ粘膜が二度と再生しないぐらい激しく出し入れしてあげるからねぇ」   超オーソドックスな陵辱モノ。   陵辱の始まりから終わりまでを、余す所無く描き切っています。   これを読んでいると「自分でもやれるんじゃね?」という気になります。   いや、実際にはやりませんが・・・。   ●暴行教師 ―卒業するまで居残り練習―   『フフ…しかし……思わぬところでいいオモチャが手に入ったな……』   「あ…センセイ…また…するの? アタシの…ウチでしようよ…♥」   「ハハハ…こらそんなにしがみついたら危ないぞ」   『いつの日か史奈を混じえて3Pをしてやろう……』   甘い言葉を囁きながら、いつも突っかかってくる寂しがり屋の優等生に3連射する話。   調教のプロセスがリアルかつ緻密に表現された良作です。   ◇イコール   ★らぶみるくしゃわぁ   初版発行:2007年5月5日   男も女もアホばっか。   セリフで笑えるエロ漫画というのは、ありそうに思えますが、実はなかなかありません。   和姦とは言えない話も、オチが軽快で悲壮感がありません。   難しいことを考えずに、気分良くエロに浸りたいと思っている人には、断然オススメです。   初単行本ですが、絵柄に大きな変動はありません。   目の描き方が若干変わっていますが、気になるレベルではありません。   丸顔と円らな瞳とむっちりした身体は、全話で共通しています。   年齢の割にしっかり膨らんでいる胸、肉付きの良いまんこちゃん、   断面図の多用、大人の女性が登場する話も収録されているなど、   人によっては大きなマイナスになる危険要素を数多く含んでいますが、   「フェラチオ」「ぶっかけ」が大好きな人は、無条件で購入するべきだと思います。   ■ ベターエピソード ■   ●濃紺仮面ブルレンジャー! 〜ブルピンクの憂鬱〜   「あぁ…すげェ…ピンクの口の中 超熱いぞォ!」   「わ〜いいなぁ! じゃあ俺は このぷに手で…」   「うぉ! れろれお! ちいちゃい舌で!」   「むにゅむにゅに包まれて しごきがキツいっすよ〜!」   「つる舌やべぇ…もうっ でっ出そうだ!」   「おっ俺もっ もう出そう!」   「むおおっ すまんピンクっ! 気持ちよくイかせてくれェ!」   「ピっピンク! こっちも出る! ブルシャワー出すぞ!」   「でっ出るぅぅ!」   「ブル顔シャワー発射♥」   放課後の教室で、侵入した不審者2名に騙されてセックスしちゃう少女の話。   調子に乗ってエスカレートしていく男二人と、何の疑問も抱かず受け入れちゃう少女。   アホ、果てしなくアホ。   これぞイコール!   ●はたらくおこさま   「おっ…お客さまもカードとチンポ…お持ちですよね♥    いんのうから送り出されたチンポ汁からお客さまのDNAをその場で確認して    お取り引きさせていたらいてまふっ♥♥♥♥」   ATM擬人化。   精液=ICJ(インテグレイテッド・チンポ・汁)をアナルに注ぐことでチン紋認証します。   ただし、まんこの使用は法律で禁じられています。   御利用は計画的に。   ●七五三☆千歳飴祭り   「うぐっッ! 凄まじい締め付けと波打が…!」   「この感覚… ヒダの一枚一枚が悦んで聖棒を締めつけていますね…」   「次々と溢れ出るこれは… もしやこんな未成熟な体に淫魔が…?」   「そんなエッチなコトいわないでェー だって こんな… 恥ずかしくて…!」   神主と姉妹の3P。   意味分かってない無邪気な妹もいいのですが、   口では嫌がってるのに身体は感じまくりの姉が可愛いです♪   そして、神主のセリフがアホ。   ◇伊佐美ノゾミ   ★挿れていいよ…   初版発行:2006年10月25日   ぺったんこではなく、ちゃんと膨らみがあり、   設定年齢に応じてサイズが微妙に変わっているという手の込みようですが、   作者は胸を見せることにあまり執着していないようです。   エロ漫画において胸はさほど重視していないのですが、ちょっと勿体無い気がしますね。   某所で「ダーク系作家」というレビューを目にしましたが、   表紙から危険な匂いが立ち込めている前作『かわいいものは汚したい』はいざ知らず、   今作は、ことのほか暗鬱でも風刺的でもありません。   個人的には喜ばしく思っています。   ■ ベターエピソード ■   ●どぐらまぐら   「お願いします!!」   「お願いします!!」   「お願いします!!」   「お願いします!!」   御主人様のやたら冷静な言い回し。   奴隷の余裕無さ過ぎな言動。   これギャグ漫画ですよね?   我慢を命じられた奴隷のアグレッシブなおねだりに爆笑。   ●教え子と   「は…はい… 私が代わりに先生と付き合いますから… だから…」   「だからもうお母さんに手を出すのはやめて下さい!!」   「先生がウチに家庭教師に来てから 家がもう目茶苦茶なんです!!」   これは少女の初々しい反応が楽しめる話です。   後日談で快楽に溺れていく様子が描かれているのがいいですね。   きっかけは脅迫的でも、少女が悦びを感じてくれれば、男の非道さ加減が弱まります。   体位のレクチャーはとても勉強になりました。   さすが家庭教師、良く知っています。   ●生徒だとか彼女だとか2   「これが世間にバレたら 逮捕されるんですわよ!!」   「覚悟はしている」   「先生がいなくなって 困るのは 安田さんなんですわよ!!」   「承知の上だ!」(ドアノブを回す先生)   「待って下さい!!」   「すみません!! すみませんでしたからぁ!!」   「私の前から いなくならないで下さいぃぃぃ!!」   「私が悪かったですからぁぁぁ!!」   年齢不相応のテクニックを持つ小学生の御嬢様が、痛々しいほどの惚れっぷりを見せつけてくれます。   先生の誠意と少女の清々しい引き様に感心しました。   特筆すべきはゴックン2連発で、しかも2発目はディープスロートで口内発射する点でしょう。   オーラスセックスをここまで丹念に描いた作品は非常に珍しいです。   フェラ好きにはタ・マ・ラ・ン♪   ◇犬星   ★Sweetくりーむ   初版発行:2004年11月25日   頭身が小さくて、目が大きくて、太ってないのにぷにぷに感がある・・・。   幼女少女の愛らしさが見事に表現された作品です。   我慢できずに突っ走っちゃう情けない男達にも愛着が持てます。   事後も総じて後味が良いです。   元々ちっちゃいのをさらにちっちゃくしたデフォルメ画は破壊力抜群。   初単行本にありがちな絵柄の変動もありません。   総じて完成度は高いです。   幼女好きにもオススメできると思います。   ■ ベターエピソード ■   ●さくらんぼBABY前編   「エ…エリカちゃん…!」   「……」   「エリカちゃん エリカちゃん♥」   「お おちつきなさいよ バカね」   小学生カップル話。   ツンデレ炸裂で、可愛いったら、ありゃしない。   エロ的には、両手を壁についてブルマのお尻を突き出している構図が素晴らしいです。   オマケ漫画もツンデレです。   ●雨の日ランドリー   「や…待って…ま…まだ…」   「ヨウちゃんっ ヨウちゃん♥」 がばっ   「あっ」   コインランドリーで少女をお持ち帰りする話。   努めて平静を装っているけど、動揺バレバレの男が微笑ましい。   眠る少女の服を脱がしてペタペタ触る男、目を覚ます少女。   しばしの沈黙の後、少女が見せる羞恥の表情が秀逸です。   感じまくる少女につられてエスカレートしていく男。   気持ち、凄く分かります。   ロリコンの夢が詰まった作品ですね。   ●Sweetお夜食   「へーき…」 ちゅる 「おいひいよ… お兄ちゃんのクリーム…♥」   がばっ 「あみ… 兄ちゃん も…もう…」 「いれっ… 入れるぞ!」   兄×妹。   これも男が微笑ましい。   妹に牽制された時の反応がとりわけ印象的でした。   兄ちゃん、もっと落ち着け。   ★いもうとぱんつ   初版発行:2005年5月15日   前作よりもいい塩梅に専門性が増し、汁も増量しています。   頭身が低くなると可愛さが先行してエロが薄まりがちですが、犬星にはそれがありません。   相変わらず絵柄の可愛らしさはズバ抜けていますし、エロい表情も健在です。   全体的に男達が情けないのも一緒。   男につられて興奮してしまう作品は、そうあるものではありません。   ラストを締めるデビュー作のみ、若干絵柄が異なりますが、これはこれでいい感じに仕上がっています。   正直言って表紙のイラストはイマイチですが、表紙で判断すると損しますよ。   イラストの技術と漫画の技術は別物であることをお忘れなく。   ラスト1ページが悶絶仕様になっているため、読後感も最高です。   これは文句無しのオススメですよ!   ■ ベターエピソード ■   ●ビデオのお医者さん   ぶるん 「…わぁ……」   「ひばりちゃん キモチよくなりたいんだね? じゃ…なめてみて」   「う うん……」   もうね、この体格差はヤバいよ、超ヤバい。   小学校就学前の園児にしか見えません。   それなのにエッチにバリバリ積極的で、しかもバリバリ感じちゃってます。   素晴らしいギャップです。   犬星、よくやった!   感動した!   しかもラストが!ラストが!   その笑顔は反則だ!   ●うえさまゲーム   「して!お兄ちゃん してくんなきゃ ヤだあ!」   「…お願い」 くちゃあ… 「お兄ちゃん」   兄×妹。   妹注意報発令!   この妹、可愛過ぎです!   ●おにいちゃんは胸育係   「で……出るよ キヨ!」   ドクッ 「ん"むッ」 ドクン 「んむうぅ……ッ」 ごぷ… 「っぷああ"……っ」「おに…ちゃ……」   兄×妹。   何も知らない妹に色々やっちゃう話。   調子に乗ってるね、お兄ちゃん!   よく分かるよ、その気持ち!   ★愛の魔法をおしえて!   初版発行:2006年3月25日   高額買い取り作家に指定する古本屋も現れ始めました。   今や和姦系ロリ漫画の代表的作家に出世した感があります。   2冊目の良かった所がそのまま受け継がれ、   ベターエピソードを3つに絞るのが難しいほどの出来栄えです。   もうね、可愛いったら、ありゃしない。   あんな顔してあんなこと言われたら、最後までやらないと気が済まないのは当たり前ですよ。   ラブラブ好きのロリコンでこれを買っていない者は、モグリのロリコンです。   ■ ベターエピソード ■   ●魔法少女いちご   「あ…あったかくて おいしいです…♥」   「えっちなんだね いちごちゃん…」   「あ…」「んっんー…お兄さぁん…」   押しかけ魔法少女モノ。   少女のリアクションが理想的♪   少女の口から衝撃の事実が明らかに!   「人間の男のひととするのは初めてです」   そう、彼女は非処女だったのだよ!!   な、なんだってーーー!!!   是非とも次巻では『いちごちゃんの処女喪失物語』を書いていただきたい。   ●さくらテスタメント   「急に…なにすんだ…ッ」「痛いだろ ばかぁ…っ」   押しかけ悪魔っ娘はコスチュームがほぼ全裸。   それが犬星クオリティ。   少女のリアクションが理想を超えています。   犬星さん、あなたはどれだけ読者を興奮させれば気が済むのですか?   ●ナイス家庭教師   「もしかしてユウのことキライ?」   「キライじゃない……けど」   「じゃ いいね―――♥」   「うう…」   「ユウだってね 先生だから こういうこと するんだよ?」   家庭教師になりたかった。   こんな風に教え子に誘われてみたかった。   だけど、あちこち応募しても、どこも採用してくれなかった。   叶わなかった夢。   犬星はその夢を形にしてくれた。   ありがとう、犬星。   でもね・・・何だか寂しくなるんだ、こういう幸せな話を見ていると。   自分も幸せになりたいと思うんだ、もちろん性的な意味で。   ◇氏家もく   ★ろりあな-Litle Anal Collection   初版発行:2006年7月10日   タイトルに偽り無し。   女児のアナルセックスを徹底的に収録しています。   しかも、まんこ&アナルの「二本挿入」でも、まんこ&アナル&口の「三本挿入」でも、   アナルが前菜扱いの「アナル→まんこ」という流れでもありません。   この作品は完全にアナルが主役で、まさしく「女児アナル専門書」と言えます。   しかしながら、これは入門書としても優れています。   Tissは、アナルに「汚らしい」というイメージがあり、それは少女の清純さに相反するため、   どちらかと言うと敬遠していたのですが、この作品を読んで認識が多少変わりました。   (未だ「少女だからこそ尻穴!」という境地には至っていませんが)   男女の大きさの対比も非常に良く表現できていますし、   執拗なアナル攻めによって、結果的に放置状態のすじまんこが可愛い存在感を示しています。   最終話のみ素人目でも分かるくらい描き方が異なっていますが、   それ以外は表紙の画と類似しており、全体的にムラがありません。   アナル・カルチャー・ショックを体験したい方には、特に一読をオススメします。   ■ ベターエピソード ■   ●ウソップ童話〜しりこだまsister♥〜   「麻衣のお腹の精液 シェイクしてやろうな ホラホラッ」   「らっ……らめぇっ……ふかすぎだよぉっ」   兄×妹。   可愛くて、怖がりで、甘えん坊で、   無知で経験不足だけどエロ行為であることは分かっていて、感じやすい妹。   これこそ、ロリコンにとって理想の妹ではなかろうか。   背面座位の間中、ずっとぬいぐるみを抱え続けている所がツボりました。   ●Drop out!   「ぬいてっ……ぬいてぇっっ」   「わっ……わっ♥ ぎゅーって されてるっ♥ すごい すごいっっ♥」   童貞ロリコンが故障したエレベーターに同乗していた小学生をヤっちゃう話。   やや強引な展開が小気味好く感じました。   オチはギャグ締め。   陵辱スキーは不満でしょうが、Tissは素直に面白いと感じました。   各地の小中学校で、性犯罪被害から身を守るための講習が実施されているそうですが、   先生が「知らない大人と密室で二人っきりになるのは危険です」と口酸っぱく言っても、   児童生徒はちっとも実感が湧かないだろうと思います。   だがしかし!   この漫画を事例として紹介すれば、あら不思議!   少年少女は世間の闇を思い知り、大人不信を加速させるに違いありません。   ・・・いやはや、考えるだけでも恐ろしいですね。   この話、小学校女児に読ませちゃ、ダメ、ゼッタイ。   ●5年3組ちゅいんてーる   「せんせーのおちんちん 皮かむってるんだぁ♥ ちゃんとむいてあげるね」   「あっ…ひっ おっ…おーっ 中でっ…中で 舌がぁっっ」   「せんせーの味がする…♥」   援助交際していた女子児童を説教するつもりが、逆に性的指導を受ける破目になる先生。   大人らしく少女をリードするのがオーソドックスで、それが魅力的であることに異存はありませんが、   経験豊富な少女に誘われるというのも、なかなかそそられるモノがありますね。   テーブルの上に載せて開脚させた少女に激しく出し入れする構図が、エロ可愛くてお気に入りです♪   ◇雨蘭   ★少女のしずく   初版発行:2004年2月15日   ★幼女の誘惑   初版発行:2005年10月15日   ◇おおたたけし   ★ちっちゃいトコ・スキ!   初版発行:2006年5月10日   ◇おがわ甘藍   ★聖少女   初版発行:2005年3月25日   ◇鬼束直   ★Life Is Peachy?   初版発行:2005年5月30日   ★ワンホットミニット   初版発行:2007年2月10日   前作よりもエロ漫画としての実用性が増し、使いやすくなった印象です。   一部読者から極めて高い評価を得ている作家ですが、   その理由は少女のキャラクター造形の巧さにあると考えられます。   ワンパターンではない、多面的な少女の魅力を、ペアで登場する男が見事に引き立てています。   特に感心するのは「読めない少女」を描くことに挑戦している点ですね。   一般的なエロ漫画では、依存を求める精神的弱さや男に抗えない非力さを強調して、   少女が単純でコントロールがたやすい生き物であるかのように描かれています。   しかしながら、本当の少女は単純さと複雑さを併せ持った生き物であり、   我々男性が完全に理解するのは絶対に不可能な存在です。   ゆえに、真面目に向き合おうとすればするほど、戸惑いを感じることになります。   これは少女の場合にも同じことが言えます。   少女は好意を抱く男性の心意を探るため、時に挑発的と思われる行動を取るのです。   通常、セックスは愛を育むため、もしくは愛を確認するために行われますが、   鬼束直作品では、しばしばセックスが相手を知るための手段として使われています。   収録作に含まれる、最初から最後まで男性視点で描かれた話では、   少女の不可解な言動に対する明確な答えが提示されていないことは、とりわけ革新的です。   こうしたコミュニケーションにおけるリアリティが、独特で絶妙な読後感を生み出しています。   残念ながら「読めない少女」はTissの好みではありません。   「読めない少女」に惹かれるロリコンがレビューしたならば、   10点満点に評価しても、おかしくない出来だと思います。   ■ ベターエピソード ■   ●アイドリングSTEP   クポ「んっ」 クポ「んっ ん」 クポ「ん」 クポ「ん」 クポ「ん」 クポ「ん」 クポ「ん」   「あ」 ビクッ 「あ よしっ よしのっ」   ちゅぶ 「ふっ んっ」 ちゅぶっ 「んぷっ」   「くっ もっ でるから」 ぶるぶる   「んっ」 クポッ「んっ」 クポッ クポッ「んっ」 クポッ「ん」   「よしのっ」 ガクッ 「くはっ あっ」   突然、兄にフェラチオを見舞う妹。   困惑する兄を素股で誘惑する妹。   服を脱ぎ、「優しくしてねぇ 初めてなんだから」と言って、クスクス笑う妹。   「そのまま出して」と、兄の腰を足でロックする妹。   自己嫌悪する兄が「なんでこんなこと?」と訊けば「なんとなく」と答える妹。   読者も兄と一緒に「???」。   これぞまさしく鬼束ワールド!   エロの見所は6Pに及ぶフェラチオシーン。   フェラチオ大好き人間には堪りません♪   ●Someting in the air   『こんなはずじゃなかった とまでは言わないけど…… Hなことも多少は興味あったし』   「一瀬 ここは?」   「あっ」 ビクッ ビクッ「あああっ! だめっ やっ!!」   「あ すごい反応 でも あんまり声出すと外に聞こえちゃうよ」   「はああんっ!!」   『でも私としては もうちょっと小学生らしいというか 初々しいというか』   『そんな恥ずかしくも嬉しい恋模様を 絶賛展開中な未来を 夢みてたのに〜〜』   勉強も運動もできる委員長同士の恋愛話。   収録作の中では一番笑えました。   強制猥褻(?)とカミングアウトが最高でした。   ●小さな彼女とある晴れた寒い日   『先生の嘘つき 何がすぐ忘れるよ』   『全然忘れないじゃん』   『男子なんて子供にしか見えないし 実際子供なんだけど』   『どーしてくれよう』   教師と教え子の話。   分かる、分かるよ、先生!   世話焼きの少女って可愛いよね!   そんな少女はバックで突きたくなるよね!